3日前に 私が崇拝する大ベテラン(16年)の方から連絡がありました。 10日ほど前に 今年は順調な分蜂群捕獲で 飼育群数(分散飼育)が 20になっていることは聞いていましたが、今回連絡をもらった時点で 30になっちゃった (>_<) とのこと。 ついては4/24にうちから1.7kmほど離れた場所の蜂場に2群設置したことに加えて、近々1群設置するので、もし希望があれば +1群持っていくので、譲りますよ! ということでした。
正直うちでは すでに4群となっていて、さらに最近探索蜂の来訪が盛んで 入居しそうなんです、と説明しました。 ただ、『もし(私に)希望があれば・・・』という言葉の裏に 『お願いだから 1群を引き取ってほしい!』 という本音を理解しましたので、譲り受けることにしました。 ・・・ 渋々引き取ったのでは ちびっ娘達が可哀そうですから、あくまで私がたっての希望で譲っていただくことにしました。
その2日後の昨日の朝、当地到着の連絡を受け、すぐに受取りに向いました。 再会を喜び、お互いに手身近に近況を交換した後、1時間の長旅で疲れているだろうちびっ娘達を持ち帰りました。
冗談で 「むやみに捕獲はしないように!」 と 4年の子供が16年の大先輩を諭してしまいましたが、先輩からは、「私は分蜂群を見ると、ネズミを見つけた猫になっちゃうんですよ!」 と冗談を返していただきました。 … でも真相はわかっているつもりです。 その方の自宅周辺は 広い範囲で住宅や工場、店舗、田畑が広がっていて、分蜂群が自然界で営巣できる場所がほとんど無いため、可哀そうで親心で捕獲してしまうんです、きっと。
私の場合は 今年は例外ですが、去る者は追わずで、将来自然界で困ったときは転居できるように、待ち箱を通年設置しています。
持ち帰った嫁入群ですが、自宅南東隅の梅の木下の台座に設置しました。
上部2段が嫁入群巣箱で、簀の子無しの平板天井。 アオヤギ式台座、底板スライドユニット、巣門扉枠、天板ユニットは 自前です。 これに瓦屋根が乗ります。 尚巣箱脇に金稜辺がありますが、これは嫁入群を解放した時に 底板上に居た10匹以上の蜂さんが、近くの待ち箱にセットしてあった金稜辺にたかってしまったため、移動したものです。
面白かったのは、巣箱外枠寸法は 300mmで同一、1段の高さは5mm違いで ほぼ同じなのに、板厚&内寸が大違い (◎_◎;) うちのは板厚 38mmで 内寸 224mm、嫁入群の板厚は 12mm、内寸 276mm。 … このため 譲り受けた巣箱は軽いのなんの。 持ち帰って解放するまで 空じゃないのか疑っていました。
設置してから1時間ほど経過した巣箱内部です。
約2週間経過していて 4枚の巣板が確認できます。 簀の子は入っていませんが、お利口さんで内壁に平行に造っています。 気づいたのは1段目の巣落ち防止棒(竹製の井桁)が高い位置に挿してあること。 … 確証はありませんが、恐らくこの方法で平行に造り出すように誘導しているのかもしれません。 〔匠のワザですかね?〕
さて、これからの課題ですが、3倍以上の違いのある板厚に起因する内寸のギャップ(52mm)を克服しなければなりません。
➡ ①まず2段目の巣箱枠は 早々に38mm厚に交換する
➡ ②1段目は端の巣板が内壁に近いため、交換は無理なので、そのまま使う
➡ ③簀の子はどうしても入れたく、1段目の巣落ち防止棒が高い位置に挿してあることが幸いして、1本はすでに巻き込んでいるので、①の枠に現在の巣板のすぐ下にくるように巣落ち防止棒を挿し、それを巻き込み始めたら直天板を切り離す ・・・などと考えを巡らせています。
夕べは長旅の疲れを解してもらうよう、「ウェルカム・ハニー」を振舞ってあげました。 ⇒ 今朝から他の4群よりも元気に活動しています。ホッとしています。