おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2023/5/19 15:52
うろ覚えだがみつばちサミットで外人の養蜂家が日本の重箱式を見て、非常に感動を受けたという話だった。
重箱式は日本固有のものとは思っていないが事実は知らない。
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重箱式のどこが素晴らしいかと云うと、巣板が底に付きそうになると下へ重箱を継ぐ事ができる。
丸洞でも同じ事をできなくはないが重いし丸いので、重箱のようには行かない。
そもそも丸洞をやるという事は重箱式の真似をしてみても始まらない。
今は丸洞よりも丸い形をした角洞に方向が向いてきた。
採蜜や巣板を触る時に巣箱を寝かさなくてもできる角洞が好きだ。
目標は板厚の厚い洞でcmdiverさんの発案を横に間仕切りした角洞連結型を平地では取り入れたい。
生き物たちの森のラオス式は前扉を開けて採蜜する角洞方式であった。
横へ間仕切り角洞連結型が上手く軌道に乗ったら、ラオス式も何か案があるかも知れないが今は考えない事にする。
江戸時代の養蜂 画像の中に重箱式らしきものが描かれている。
https://beekeepinginfo.org/kumanohivestyle
久志 富士男さんのPDF 韓国の養蜂事情
file:///C:/Users/Para5151/Downloads/26-4_2005_167-170_Kushi.pdf
重箱式はいつ頃から使い,その前はどんな巣箱を使っていたかの質問には,
自分は 20年か30年前か らで,その前は丸太を縦に割って,中をくり抜き再び合わせていたとの返事であった.
重箱式に変えたのは採蜜が容易で,作るのも簡単だからとのこと.どうやら,
巣箱が細いのは細い丸太時代の名残のような気がした.
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議論は重箱式の歴史が日本が発祥の地かどうかではなくて、重箱式は丸洞式に比べて素晴らしいシステムだと私(おっとり)は思う。
丸洞をやっている事で重箱式の良い点が明確に感じている。
いずれにしても重箱式と丸洞式と合わせて養蜂経験は3年ほどなので大した事はない。
丸洞を1年以上体験して、巣板の起点がどこであるかが大きな問題だと思うようになった。
確信に近い感じで「巣板の先端が底に付くと群はおかしくなる」と思う。
重箱でも丸洞でも日本みつばちがある空間に入居したら間違いなく天井から巣板を下へぶら下げて行くと思い込んでいた。
遅すぎたと云えばそうだが、それでも気が付いた事の意義は大きい。
今日は過去にUPしたものと多くの点で重複するが、そんな事はお構いなく備忘してみる。
●天狗の鼻群(大失敗した事例)
(勝手口の扉に天狗の鼻のような掴む棒を取り付けたので)
この群は自然入居して最初から底に近い(底から10cm)所から造巣開始。
間違いなく大問題を背負った営巣開始と思う。
なぜこの位置から開始したかは分からない。
●五月二十九日入居群(失敗した事例)
巣板はどこかに固着しなくては保持できない。
天井まで上らずに中間を起点にした。
丸洞の継ぎ目がギザギザになっているのか、固着するのに便利と設計者は考えたんだろう。
これは天然入居、起点から底までは60cm程(チェンソーの有効長が32cmなので丸洞はこれ位しか作れなかった。初期の丸洞)
切り株は台にしただけで切り株は刳り貫いては居なかった。
巣板が底近くまで到着すれば普通は巣板を切り落とす。
満杯の丸洞のなかで巣板を切り落とせばどうなるかは人間なら予想がつくものを日本みつばちは分からなかったんだろう。
と、言うよりこんな丸洞を造った人間も悪い。
結果は巣板は切り落とされ、排出できる開口部が小さすぎた。
切り株の表面は恐らく水分を地面から吸い上げており湿気が多かった。
結果としてスムシが繁栄する好条件になった。
〇巣板を切り落とした事を人間が直ぐに察知して外へ出していれば、被害は直ぐには出なかっただろう。
●三女群 (上手く行った事例)
強制捕獲して入居させた。
なぜだか分からないがこの群は天井まで登って行って巣板を天井からぶら下げた。
結果として2021年春から私が箱替えをした2023年春まで分蜂を2年度行い営巣は継続している。
現在はcmdaiverさんの簀の子式重箱にて営巣。
この丸洞の刳り貫きは人工的は方法ではなくて自然に朽ちていた。
前面に観察窓が大きく作られていたが、継ぎ目のない丸洞だったからか天井が起点になった。
●帰って来た母親群(ままあ順当に行った事例)
この丸洞は私が作成して丸洞で高さが60cm位だろうか?
継ぎ目がない。
天然入居で天井が起点になった。
最終的には暑かった6月に僅か5cmの採蜜が誘引となって巣落ちした。
●丸洞簀の子群 (本日から採用)
本日丸洞の継箱をした。
今シーズンの分蜂捕獲なのに成長がすこぶる早い。
起点が中間の高さだったので底までの距離が50cm程だった。
本日継箱をしたので育児巣板は下へ伸びる。
しかし、伸びてもcmdiverさん簀の子式なので継丸洞の簀の子から再び造巣するしか道はない。
盛り上げ巣はこの秋に採蜜する可能性が高い。
育児部については最下段の丸洞に充分造巣されて来た時に半分位採蜜を期待。
その頃には角洞連結型が左に置かれる事になる。
●クヌギ群(秋入居群の跡取り群) (上手く行っている事例)
2021年秋に天然入居 一度も採蜜していない。この春の分蜂を終えたのでまもなく
上の丸洞を採蜜巣板整理をする。上からは見た事がないのでどうなっているか分からない。
この丸洞は二つを最初から繋げて載せた丸洞なので、起点が中間になる可能性があったのに、
どういう訳か天井が起点になっている。
継ぎ目に隙間が沢山あるのでここを巣門と判断したのかも知れない。
天然入居してきたときにオオスズメバチに追われていた「ふし」があるのでとにかく逃げ込める隙間から入居したのかも知れない。
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千葉県はアカリンダニ汚染地域の筈なのに、なぜかアカリンダニで群が消滅した様子はなさそうだ。
今までの事例からすると巣板を天井を起点で造巣している群は上手く行って来た。
目下の結論:巣板が底に近くなったら厳重注意、
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
金剛杖さん おはようございます。
丸洞や角洞をなさっておられた方たちが引退なさってしまったんですね。
息子さんや娘さんたちは養蜂に関心を持っておられたとしても、時代の流れで重箱や、か式が主流になってしまったのでしょうか?
寂しい気がします。
伝統は必ず継承しなくてはならないと、頑なに思っている訳ではないです。
私は日本みつばちが棲息するにふさわしい住いであり、且つ採蜜にも困難を伴わない方法があるのではないかと模索しています。
間違った方向に行ってるぞと感じられた際にはお叱りいただけますようお願いいたします。
2023/5/20 03:41
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
金剛杖さん
度々のコメントをありがとうございます。
必要以上は採蜜しません」の件はよく考えてみたいです。
日本みつばちが日本の農家に役立っている事はよく分かります。
蜂蜜も人の食文化を充実させている事も理解しています。
日本みつばちが日本からいなくなっては困りますが、他の訪花昆虫との量的質的バランスも大切ではないかと考えています。
現在2か所の蜂場で合計8群になりましたが、ちょっと多いが色々試してみたい事を考えると適量かとも思います。
蜂蜜を自分の蔵に保存するか、にほんみつばちの巣箱の中で保存するかの比較かなとも思います。
日本みつばちが元気であれば巣箱のなかで熟成?された蜜はもっとも素晴らしものとの想像しています。
私の不適当な管理から群を無くしてしまう事のないように努めます。
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重要な事はにほんみつばちらが健やかに暮らせる環境の整備だと思います。
森の中で楽しみたいと思っています。
2023/5/20 04:34
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
金剛杖さん
もう3年まえからこの言葉「10群にも零にもなるは覚えました」
今が10群の時なので零になる時の状況はアカリンダニ等だと思います。
アカリンダニで全群消滅した場合には諦めます。
次はオオスズメバチの襲撃です。
みつばちレストランでは今年もぺったんこを採用すると思います。
生き物たちの森はまだ決めかねています。
常時3群を越冬させるのがベテランの養蜂家と覚えております。
2023/5/20 07:24
金剛杖
大阪
よちよち歩きの老人
当地は、、、、10年前迄、長胴、前空き巣箱地域でした、、、、皆さん老齢で、、放置草野中に、、崖に放置はまだ時々日本蜜蜂、、出入り見られます。管理者無しです
2023/5/20 03:08
金剛杖
大阪
よちよち歩きの老人
おっとりさん
カ式は当地ではゼロです、重箱の変形自作が多いです。
蜜蜂と人の共演です、、間違い有れば、蜜蜂がしっぺ返しします❗、、、、、共演です
蜜はお裾分けです、、ホドホドに、
私は箱増えても、家内自家用と親戚お裾分け以上は採蜜しません。貴重が価値です
2023/5/20 04:08