●難産群 生き物たちの森にて3月31日に分蜂した4女群をみつばちレストランに移送した。
名付けて難産群。
普通は天板から巣板を垂らすがこの群は天井から 40cmも下の位置から造巣開始。
下の写真の一番上は板厚18cm位の天板。
上の丸洞の高さは30cm位、下の丸洞は55cm位。
下の丸洞にも温度計が差し込んである。
造巣起点は下の温度計と内壁を利用している。
今朝5時8分、門番は出ていなかった。早朝なので不思議ではない。
丸洞にスムシ蛾がいないか見て回ると、水分で湿っている所を発見した。
どうみても雨が原因とは思えない。屋根は並トタンでしっかりしている。
ならば内部温度を測ってみよう!
営巣開始の頃は蜂球・育児部も小さいので育児部温度が35℃あったとしても蜂球で熱を逃がさない様に囲っているので対流はそんなに起きていないと思っている。
下図の温度観測では当初から5月11日までは上の温度計は下の育児部の温度計よりも目立って低かった。
ところが、今朝は上の温度計も下の温度計も34℃位を示している。
これは何を意味するのか?
5月11日の内検では巣板は底迄降りてきている。
巣箱の構造上、上の丸洞の内部はどうなっているかは天板を外さない限り分からない。
予想では当然盛り上げ巣になっていると思っている。
以下推測できる可能性を列記する。
①育児層・蜂球は大きくなってきたので育児温度35度を閉じ込める事ができにくくなってきた。
気温も高くなってきたので育児必要温度を自然に保てるので熱の囲い込みを止めた。
②育児域が下の温度計よりもちょっとだけ上に拡大してきた。
上の丸洞の空間が完全に育児域になっているとは考えにくい。
盛り上げ巣が少しできてきていると想像する。
下図は今日の日誌とはまったく関係のない画像だが、想像ではこんな風に盛り上げってきていると思う。
◎天板を開けてみれば判明するが学者じゃないので見たいからと云ってみる事は我慢しよう!