9/15の日誌で、複数の雄蜂が確認されたことを書きましたが、この時点で 「これらの雄蜂はワーカー産卵による可能性が高く、だとすれば 私には何も手出しできない」、「群の終焉を見守るしかない」、「群の勢力は“下げ下げ”なので、スムシの侵食を受けるかもしれない」 と覚悟していました。
一週間前に巣箱内を撮影したところ、下の写真(左)のように ちびっ娘達が巣板を覆っていましたが、昨日の状態は 写真右側のように、ちびっ娘達は巣箱から退出してしまいました。
右の写真を観ると スムシの侵食が確認できますが、覚悟していた予想通りでした。 ➡ 巣板全体とスムシを焼却処分しました。
勢いのある群の巣箱からの退出であれば、(私としては嬉しい) 新天地への逃去 となりますが、この群の場合は 恐らく勢力が衰えた状態で終焉期を迎えたものの、スムシの増殖に堪えきれずに 止む無く巣箱から退去したものと想像しました。 … ということは、今回の場合 近場の避難場所に退避した可能性が高いと判断。 4つの待ち箱をチェックしたところ、8月初旬に消滅してしまった【キンカン群】の巣箱の簀の子上のスペース(高さ:9cm)に 透明フィルムからぶら下がる形で 身を寄せ合っているちびっ娘達を発見しました。 〔右側に写っている巣脾は、先群の盛上げ巣です。〕
この写真ではわかりにくいですが、この蜂塊の中には結構雄蜂が居ました。
給餌皿にハチミツを垂らし始めたら、速攻でかぶりついた個体が居たことや、巣門前には移動後に命尽きた雄蜂の亡骸が複数あったことから、元の巣箱を退去してから、2日前後経っているのでは と想像しました。
ワーカー産卵による雄蜂が発出してからは、何をやってもダメですが、ワーカーが残っている間は 給餌をしてあげたいと考えています。
また、元巣には30匹ほどの迷い蜂がいるので、今朝日の出前に 1段目~天板の部分を移動先の巣箱の脇へ移動してあげました。
今後は、ワーカーが減っていなくなり、やがて雄蜂も姿を消すことになりますが、最期まで見守ってあげます。