投稿日:8/25 20:08
こがっちゃん(うちの蜂蜜レストラン唯一のお客でコガタスズメバチ)のお陰で矢張り、フレッシュな蜂蜜の集客能力ってのを実感できた。蜂蜜容器の蓋を開けると人間にも強烈な甘い香りを実感できる。この匂い、自然界ではとんでもなく強烈に生き物を惹き付けるに違いなく、それが巣落ち⇒逃去に繋がる理由と合点がいった。つまり、濃縮され蓋を掛けられた濃厚な香りを発する蜂蜜が巣落ちして貯蜜域が壊れることによって、大量に空気に触れることで何が起こるか? 恐らくは本来、セイヨウと同じで除湿や空調のための旋風行動が排気方向だった筈(効率は遙かに高い)なのに給気方向に改めたトウヨウは、蜂蜜の匂いを外に出すのが大変危険な行為だったに他ならないと考えられる。ご近所の蜜蜂は言うに及ばず、各種スズメバチやアナグマや熊等、巣落ちしたことで流出した濃厚な香りに誘われてやってくるに違いない。勿論、長期的に見れば彼等自身で吸って片付けることは可能だが、短期に漂う香りを封じ込めるのは不可能であり、群れにとって最も大事な女王を守るためには、先ず逃去を成功させて女王の安全を確保、その後、残した貯蜜を他の者と一緒に取りに来ても良い。兎に角、匂いがぷんぷんしてる場所からは女王を遠ざけないと、それこそ群れが終わってしまう。だから恐らく、蜂には巣落ちしたことは分からないので、女王の近くの蜂蜜の匂いを消せば逃去は防げる気がする。緊急事態であり一刻を争う状況なので、勿体ないので蜂に舐めとって貰おう等と考えてはいけない。熊が来てからでは遅いのである。これは同時に蜂蜜を給餌することが如何に危険かを示唆している。時期や量に配慮しないと、うわぁ、巣落ちしてもたぁと勘違いされても仕方が無い。又、給餌に関しては糖液、蜂蜜より遙かに薄い砂糖水を冬季に給餌したら、お花の季節だぁと育児スイッチが入って、外勤蜂が外に出て大量に凍死したなんてこともあるそうな。
給餌はだから難しい。自ら暖房できる蜜蜂にとって環境の変化とは、蜜源の変化に限定されると言っても過言では無く、咲き出すと一斉に咲く或る種類の花に合わせて育児をコントロールし、無ければ蜂数を減らすことまでして対応する。恐らく給餌で群勢をかなり管理できるのだと思う。只、無計画にお腹空かしてるのかなぁくらいであげてしまうと、何かのスイッチを入れてしまいかねない。育児スイッチが入ってどどーんと産卵したトコで、おぉ、沢山食べて満腹だねぇと、ハシゴを外されると群れは一気に貯蜜を使い果たして飢えてしまう。餌の有無が少し他の生き物とは違う。そんな気がする。
cai
神奈川県
ニホンミツバチの観察が目的の飼育で野生蜂への巣箱提供と云うスタンスです。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜や管理は極力行わず、代わりに手間要らずの巣箱を日々考えてます。...
モリヒロクン
千葉県
南房総市の80歳の遊び事好きジイです、年金生活者で 毎日が 日曜日です。メバル釣り 山菜採り 茸採りなどが 大好きです。犬も好きです。日本の山を 雑木林に変えた...
c a i さん こんばんは♪♪ 難しい理屈は 分かりませんが、まさにそのとうりだろうと思われます。今後とも お知恵拝借したい⁉️
20時間前