品質確認のため採蜜毎に1瓶は手元にサンプル保存していますので結晶化の状況を確認しました。
③は当年4月入居の初蜜でそれ以外は前年入居の同一の越冬群のものです。 ①と②は緩いシャーベット状、③~⑤は結晶化なし、⑥は完全に固形化という結果でした。
日付は採蜜の作業日であって貯蜜の時期(蜜源の種類)の推定はできませんが、③は新規入居群ですので4月から6月の貯蜜、①と②は前年からの残蜜かと思います。
結晶溶解にこんなものを使ってみました。 ボトルウオーマー、ペットボトルや哺乳瓶などを5V USB電源で温めるもので1980円也の大陸製品。 サーモスタットの機能はありませんので温度は供給される電流に依存します。
120サイズのジャム瓶にぴったりのサイズ 緩いシャーベット状のものに巻き付けスマホ用の標準的な1.5A電源で約半日で溶解しました。 瓶と発熱体の間の温度は44度で蜂蜜の風味には影響がないと思われます。 ちなみに古いアイパッド用で10Wの表示のある電源を使ったところ3時間で溶解しましたがこの時の温度は60度を超えましたので高出力の電源はおすすめできません。
蜂蜜結晶化の一番大きな要因は蜜源の種類と言われていますが、他に温度(変化)、花粉の混入、振動などがあり温度に関しては低温よりも13度前後の方が結晶しやすいという記述を見たことがあります。事実とすれば積極的に暖房をしていない我が家での保管場所はそれぐらいなのでむしろ冷蔵庫の野菜室に入れた方が良いのかも知れませんね。