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ニホンミツバチ
②養蜂の科学 佐々木正巳著 完了

おっとり 活動場所:千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2020 2/14 , 閲覧 464

2020年 2月 14日  9時 11℃  12時 16℃  15時 15℃

曇りがちな晴れ 風 弱し。

午前10時頃、 いつもだとこの時刻は出入りが無かったが、今日は散発的だが出入りあり。


蜜蜂の生活 モーリス・メーテルリンクは1981年だから、それから13年後、、、

1994年初版  養蜂の科学 佐々木正巳著 、大網白里市図書館から借り入れ

P1  中央部の育児圏は34度~35℃に保たれている(西洋)。


P5~6 西洋と日本みつばちは昆虫として例外的に「温血動物」ともいえる。

熱帯のみつばちに比べ、冬の燃料に回す分だけ多く貯蜜しなければならない。

この性質が採蜜養蜂に大きな恩恵、、、

日本の西洋みつばちはイタリ系雑種

P13 可動式巣板と巣礎はコロニーの構造部分を人為的に操作する

P13 養蜂の第1期は丸洞・土管・箱で蜂任せの原始的養蜂

P14 日本みつばちでは山間部で、今もこのスタイルで養蜂されている。

蜜の溜まった巣を壊して採蜜するので、蜂群を再生できない事が多かった。

養蜂の第2期はラングストロス式で西洋蜜蜂養蜂の世界的標準となっている。

P15 各巣板を取り出して産卵や貯蜜の状況を調べたり、他の巣箱との巣板の交換ができるようになった のは養蜂史上最大の技術革新。

P17 自然には無い巣の構築順序を強いながら、設計図兼基礎に当たるものを与えて、その通りに造らせる。

巣房サイズはW用・D用を用意し、Qはそのサイズに合わせて無精卵(D)と有精卵(W)を産み分ける。

バースコントロールが可能となったが、季節外れの場合には卵の代わりに蜜を貯めてしまう事も。。

P21 日本みつばちを巣板から取り出して、ツールでコツコツすると残った巣板の方へ移動する。

P23 西洋で採蜜を機械化するために、巣箱の中をWは通れるがQは通れない隔王版で仕切って、育児圏をその下側に限定

P24 蜜蜂は決して巣箱では交尾しない。 10km以上離れた巣箱間でも交尾するので、計画的な交配が困難故、人口受精器具の開発となった。

P26 Qは羽化して6~7日後にコングリゲーションエリアにて多数のDと交尾する。

その後1~2日後に産卵を開始し一生の内に二度と交尾する事がない。

P27 人工授精機1号機は1927年

P30 西洋みつばち 機能重視ーー>隔王版

日本みつばち 愛着と配慮ーー>重箱式 国際養蜂研究協会(英)エバ・クレイン博士称賛

P34 プラスティック王椀にW巣房から1匹づつ耳かきのようなもので移しかえる。

普通は{人間の}若い女性が目にも止まらぬ速さで、、、

この移し替えは有王群に実施しては上手くいかない。無王群或いは隔王版でQが来られない場所へ

優良なQは商業的価値も高く、単独で売買の対象となる。

P37 みつばちは周囲に充分な蜜と花粉があれば放置しておいても自活する。

P38 分蜂を防ぐには新女王が育っている王台を除去する。

Qの産卵能力が高いのは1年目。Qの寿命が数年であっても産卵力の高いQに更新する。

{養鶏も同じだった}

ヨーロッパの伝統養蜂ではまさに分蜂しようとしている群の巣門に吹き流しのような袋をかけ  て、その中にやすやす取り込んでいる。

P38 分蜂熱を持っている群に先手を打って自然分蜂が起きる前に群を分けてしまうのが人口分蜂。

P39 優良な新Q群は分蜂熱を起こしにくい。

他の分蜂抑止策:空巣板をいれる・貯蜜スペースの確保・涼しい所に置く・Qの剪翅?????

{翅を切ってしまうのかな?}

分蜂をどんどんさせればその群の勢いが減るので、蜜源量にもよるが採蜜を目的にするなら、分蜂を年に1~2度にとどめる。

P40 越冬には充分な貯蜜と蜂数がいる。小群では難しい。

なので、逆算すると春の内に分蜂しないと間に合わない。

P40 分蜂群を同じ蜂場に置くと西洋では蜂球に参加すると、今まで覚えていた元巣の位置を忘れるか、覚えていても、元巣に戻らない性質がある。

日本みつばちでは元の巣箱を覚えていて、適当に新旧の巣箱の蜂数を調整しているふしがある。

P42 Qの受精(器官)には10頭位のDの精子を保存。

P43 Qを数時間群から引き離して、戻すと受け入れられない場合が多い。

羽化したばかりのWは{どの巣箱に入れ替えても}たいていは受け入れる。

P43 合同、良い方のQを残して、二つの群を新聞紙で仕切り、ゆっくり馴らす。

もっと手っ取り早い方法は多めの煙をかけ、蜂がパニック状態になっている間に一気に合同。

煙の代わりに日本酒を噴霧。 日本酒がしばらくの間共通のラベルとなって残る。

P45 巣から離れると攻撃モードが発現しにくくなる。訪花中のハチは刺さない。

P46 日本みつばちは年間を通して蜜をどこからか集めてくるが、西洋は梅雨期・夏枯れと不安定

夏は暑さで蜂も夏休み(西洋だけか?)。

10月には抜ける巣板は抜く(越冬対策、西洋?)

P47 栗みつは苦いので6月の1週目に採蜜する(西洋?)

年間を通じてかなりの砂糖を給餌している(西洋?)

寒い時には濃いめにする。奨励給餌?は薄めにする(西洋?)

真夏には巣壁の打ち水にも薄めを使う。気化熱!

採餌蜂が良い蜜源を運び入れても、貯蜜場所が無いと、引き取り蜂がうろうろして時間がかかる  ので、採餌蜂は8の字ダンスで教える気分がなくなる。

こう言う時は蜜を採るか、空巣板を追加する。

蜜は採餌蜂のガソリン・巣温度調節・蝋の材料として使われる。

花粉は他の栄養素であり、蓄えが少ないので、自転車操業的になっている。

蜂児がいると更に花粉の搬入が増える。

豆乳やペプトンを糖液に混ぜると、一部が貯蜜に回り変質の恐れあり!?

P52 みつばちは昆虫でありながら、冬は貯蜜を使って巣温度調節をするから、ほとんど温血動物と言ってもよい。

P52 日本みつばち養蜂の北限は下北半島(複葉巣板を作れる種が北限を伸ばした)

P53 寒地では育児を行わない。巣球を35℃にする必要はない。蜂球中心部でも、しばしば30℃を下回る。外側のWは15℃でも耐える。

参考:私の考えでは冬の巣箱の好ましい温度は零度を下らず、8℃(蜂)以下としよう。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/045/4598628540479808761.jpeg"]

P55 越冬準備で大切な事は秋の内に充分な貯蜜をさせる。

蜂を詰める」夏に巣板の数が多くなりすぎていれば、板を抜いて蜂の密度を高める。

余分なスペースは熱効率を悪くする。

弱小群は合同。

強勢群で充分な蜜があれば寒さには相当強い。

(世界的)寒地では内外差40℃を超える事も稀ではない。

湿気に注意

参考:日本みつばち養蜂の北限は下北半島との事だが、西洋みつばちのハチミツの生産高は下記通り

平成28年蜂蜜生産量(ハチミツとの事なので、西洋と日本みつばちの合計かも知れない)

1位 北海道 13.2%

2位 長野 8.8%

3位 秋田 7.6%

4位 熊本 7.5%

5位 青森 5.9%

6位 和歌山 5.4%

7位 岐阜 4.3%

8位 鹿児島 4.1%

9位 愛知 4.1%

10位 福岡 3.4%



P56 昭和40年頃までは玉川大学キャンパスでの養蜂(西洋50群・日本みつばち20群)は菜の花やレンゲ等があったので、給餌の必要はなかった。

炭水化物以外の栄養を全て花粉から採る。最悪幼虫を食べる(共食い)

日本みつばちでは飢餓  逃去。

P57 近場に餌が無ければ嫌々10km以上飛ぶ。

P60 西洋みつばちではモードが2km(70%が3km以内)

日本みつばちではモードが1km(70%が2km以内)

1蜂場に置く群数は少なくしてやらねばならない。

P61 アメリカふそ病は焼却処分する事。

P62 チョーク病は白墨の様に幼虫がミイラ化する

巣箱内の乾燥と清潔が重要

P67 日本みつばちは病気に強い{1994年時点、現在は???}

日本みつばちは西洋蜜蜂と比べ、格段の抵抗性因子を持っている事は疑いなく、貴重な遺伝子資源である。これを西洋みつばちに導入することは将来の夢。

P68 日本みつばちの熱殺戦法では内部が46度~47℃になり、この高温が20分から40分続く事でスズメバチは死ぬ。

P70 始めはオオスズメバチは単独で来るが、次のステップでは集団殺戮となる。

日本みつばちは巣門周辺のオオスズメバチの匂いを消す。

ところが、この熱殺に加わったWは短命になる。以下参照。


この顕著な短命化の原因が蜂球内の高温であることを確認するために、実験室内で32°C(ミツバチの巣内の温度)、44°C、46°C(熱殺蜂球内の温度)いずれかの温度環境を30分間経験させ、その後の生存日数を比較しました。結果、32°C、44°Cと比べ、46°Cに曝露した個体は著しく短命化していました。

さらに、熱殺蜂球に一度参加したミツバチは,1時間後の新たな蜂球形成に際して、よりスズメバチに近く返り討ちに遭う危険が高いと思われる蜂球中心付近に集中する様子が観察されました。

秋になると、ミツバチの巣の付近にはひっきりなしにオオスズメバチがやってきます。秋は、ミツバチにとっても冬を越すためにたくさんの花粉と蜜を集めなければならない大切な時期です。形成するだけで一度に約400匹もの働き蜂が短命化してしまう熱殺蜂球は、対オオスズメバチの「必殺技」でありつつミツバチ側にも貴重な労働力の短命化という大きな損失(コスト)をもたらす「諸刃の剣」と言って良いでしょう。その一方で、一度蜂球に参加した個体が次の機会にはより危険な場所に参加するよう変化することは、こうしたコストの軽減につながっていると考えられます。

{↑に要点を抜粋したので↓を確認する必要は左程ありませんが、出典を明らかにする意味で掲載}

https://www.tamagawa.jp/graduate/news/detail_14741.html


P72 Wが刺すとWは死ぬ。脱針後も1分間程より深く差し込まれ毒を注入する。

Qは針を抜く事ができるので、他のQを何匹も殺せる。

イソアミルアセテート(警報ホルモン)を予め巣箱の中に入れておき、馴れさせれば、、、

P76 計り蜂 小さなパッケージで蜂だけを売買。

P76 交尾箱{未交尾のQと少数のWを入れておく箱の様だ。この箱の中に女王物質を、、}

http://www.honey-is.jp/trivia/t128.html

P77 {分蜂の制御に女王物質を活用するらしい}

P79  ルアーは日本みつばちに有効。 捕り過ぎないように!

P83  女王の人工養成{興味無し}

P86  コロニーの完全室内飼育{興味無し}

P139 日本みつばちを生産養蜂種として育てて行くべきか否か?

読後感!   ?△◇!?

コメント7件

ふさくん 活動場所:岡山県
投稿日:2020 2/14

極楽トンボさん おやすみなさい❣️

明日からの続きを楽しみにしています。

雄山 活動場所:島根県
投稿日:2020 2/14

極楽トンボさん、お休みなさい。こちらは盛んに動き回り、巣門が混雑してきたため、2門開放、計3門にしました。来週の寒波が心配です。

おっとり 活動場所:千葉県
投稿日:2020 2/15

岡山のふさくんへ

お役に立てる事があれば幸いです。

おっとり 活動場所:千葉県
投稿日:2020 2/15

ゆーさん! 寒波ですか?

千葉県ではそんな気配がないですが、そちらでは月曜日が雪の予報ですね。

うぬ! また、巣門を少なくする? やりにくい天気ですね。

ふさくん 活動場所:岡山県
投稿日:2020 2/15

極楽トンボさん おはようございます❣️

読書三昧になっているようで、どんどん知識が豊富になって行きますね。

もう春に向けた準備作業は終了したのですか?

おっとり 活動場所:千葉県
投稿日:2020 2/15

岡山のふさくんへ

丸洞2基と重箱3基完成。

集合版1個完成。

一宮の方も角洞1基完成。

暇です。

と、いうかこれからの養蜂スタイルを決めるうえで、先にミツバチの生態を知っておかないと、それに合う巣箱が用意できないので、

いまのものを量産するのは止めています。

蜜源植物が多いとは思えないので、この界隈では1郡がよさそうです。

保険的に3郡まで許容です。

雄山 活動場所:島根県
投稿日:2020 2/15

極楽トンボさん、月・火が雪予報です。東風冷たいです。衰弱蜂を見かけます。巣門はまた一時的に閉鎖します。花粉団子の持ち込み見かけますが分蜂はもう少し先じゃないと困ります。

投稿中