キンリョウヘンの花芽の話や雄バチの蓋の落下の報告などもうすぐ、楽しみに待った分蜂も近くワクワクしますが、この冬悩まされたアカリンダニは残念ながら終わっていなようで気の付いたことをまとめておきます。
対応処置は別として早く判断する一助となれば幸いです。
顕微鏡をお持ちでない方もわかる外見から気がつく点をあげますが、最終確認は家畜衛生保健所に出して確定いただいたり、自身で実体顕微鏡で気管を取り出し解剖してダニそのものを確認するスキルを身に着けることだと思います。Wild Beeさんの研修で獲得できます。機会がありましたら是非受けられることをお勧めします。
観察と写真からできるアカリンダニ罹患群で気の付いたことを整理します。
基本的なこと
1. 蜂の急激な減少
2月24日 3月3日
2.Kウイングの蜂がみられたりする
3.徘徊する蜂がみられる この季節は午後の時騒ぎに観察しやすい
気付いたこと
これらは3大特徴は既に知れ渡っています。そのほかに今回次の点をあげますのでご自分の群れをみる一助になれば幸いです。
A 内検写真を拡大して小翅(後翅)の開き方を注意してみる
徘徊などで外に出ている蜂がいなくても判ります。Kウイングが確認できます。
B 巣門付近に何匹もウロウロしたり塊になったりする(写真)
近くの正常群は出入りが盛んで、巣門付近には1~2匹の門番が出たり入ったりしているのみですが罹患群はまるでまるで日向ぼっこをしているかのように集まっています。
C 巣箱の前に行くと多くの蜂がまとわりついてくる
正常群でも冬場にはこういう状況がありますが、暖かな日で正常群が蜜や花粉の運び込みに忙しく出入りしているが、罹患群は採集にいくのは少なくまとわりつくのが多い。
少なくとも私のこの冬アカリンダニに罹った群れにはこれらが確認できます。
よく、下痢便も上げられますが今年はほとんどみられません。
他に気付かれたことがありましたら、是非教えてください。