ここのサイトにおいても最近アカリンダニ症によるコロニー崩壊の記事を目にするようになってきました。私は、現在18群を9か所で分散飼いしています。内、3か所でそれぞれ1群づつアカリンダニ症がみられます。またその3群の内2群はかなり改善して残る1群に対応しており、なんとか分蜂時期までに全て改善したいと思っています
比較的効果が効果があった思われる方法をupしたいと思います。
効果とは、蜂の徘徊がさほどみられなくなり、気管切開した場合初期において多くいた生きたダニがほぼ見られなくなった。
事例
巣箱5段(内径22cm角、高さ15cm)
12/28からアピライフバーで対応 上部と下部に置き、下部からはベープで送風
投薬を始めたころは、いずれも気管にびっしり卵・幼虫・成虫が詰まり解剖すると成虫が動き回っているが、20日ほど過ぎると相変わらず気管は詰まっているが解剖すると動く成虫は1~2匹あるいは0となり死んだダニが多くみられました。
1/8の状況
薬剤の使用については、先日来 随分議論また法的なことも紹介されてきたので今回は、その点については省略していかに効果的にそれが効くようにどのようにしているかを紹介したいと思います。
その前にそれぞれの薬剤等について整理
アピライフバー 蒸散、接触により効果 (使用適温 15~30度)
チモバール 蒸散により効果 (使用適温 15~30度)
蟻酸 蒸散により効果
どれも、この寒い時期に薬効があるように使うのは非常に難しいとおもいます。
そこで、出来るだけ蒸散しやすいように内部を少し加工し、蒸散のためのベープ器をつかいました。
重箱の場合スノコの上にこれらを置き場合によってはカイロなどで加温して使われているとおもいます。ただ、スノコをみるとスリットの何割かは蝋で防がれところどころ蜂が行き来するところが空いているのが現状であり、この状態で加温して蒸散を試みてもなかなか巣板の間に蒸散した薬剤が落ち下の蜂球まで行くのか以前からはなはだ疑問でした。
そこで2つの方法を試みています。
その1
スノコを外し細かい目のトリカルネットに交換する(いずれ落ち着いたらまた戻す予定)
また、桐灰の24時間対応カイロを一緒に使たりもしています。
それに、空気が漏れないよう蓋との境にテープを貼っています。
その2
下から空気を送る
簡単な箱を作り中に、蜂球の直ぐ下に置きベープの蚊取りで空気を送っています
上部を2重にしてこの間に薬剤を入れ下からベープで空気を送っているが、上から巣くずが薬剤の上に落ちてきてくる。これの解決を考え中です。
これら2つの方法で下から空気を送るのは、効果が特にみられるように思います。
スマホで撮影した、初期の気管の解剖したとき生きたダニ数と20日あまり経った時点の解剖の
結果を比べると明らかに生きたダニはすくなくなっています。
当地鈴鹿では、あと20日あまりで春の増加が見られるようになります。普通に増加し分蜂までうまくいくことを願っています。