蜂は寒さで動けなくなる前に、熱殺のときのように、体温を上げて動けるようには出来ないのでしょうか

ミツバチの致死温度は１１℃だか１２℃という事を聞いています。

ニホンミツバチの熱殺は気温の高い時期なのであの高温にする事が出来るのです。今の時期ではスズメバチもいないけれどとても出せないでしょう

気温が低い時期はハチ１匹だけの発熱ではとても間に合わず周りに逃げていく熱の方が大きくなって体温は下がる一方なので動けなくなるのです。けれど固まって蜂球になれば巣の中を３５℃に保って幼虫を育てる事も出来るのです。

従ってハチ群は小群の蜂球ではそれぞれのハチが目いっぱい発熱しても間に合わないようになるとハチの寿命も短くなって増えるのが遅くなるか減ってしまうのです。逆に数が多いほど１匹当たりの発熱量は少なくて済むので強群ほど有利という事になります。

人と同じだと思います。人も40℃の高熱は出せますが、ちゃんと凍死します。低体温などと言わずに発熱すれば良いのにって言うのと一緒です。温度差があると熱は高いから低いに移ります。発熱能力を奪われる熱量が超えれば体温が維持できなくなって、低体温で動けなくなり、更に下がれば細胞自体が活動できなくなって死に至ります。因みに高緯度程、哺乳類が大型化するのは、体積(蓄熱量)と表面積(奪われる熱量)の関係が体温維持に有利だからだそうです。小さな蜜蜂は体温維持が人より大変でしょうね

よっさんさん　こんばんは。蜜蜂の熱殺蜂球は、相当な体力を奪い、寿命を縮めるそうです。だから、自ら老い先短い蜂が飛び込んだり、経験者が飛び込んだりして、犠牲を最小限にするのだそうです。そう考えると、異常な筋肉の動かし方を、そうそう長くはしていられないという事。
巣内の蜂球も巣板に近い内部と外部では温度が違いますので、何気にローテーションをしながら、皆で温めあいながら温度を保っています。蜂数が多く、皆が少しずつ熱を上げるだけで保てる群は、生き延びられますが、一人一人が全力で温度を上げなくては行けなくなったら、燃料も減り、崩壊の一途を辿るでしょう。
蜜蜂は、体温が１５度を下回ると、動けなくなってくるそうです。でも、外勤が寒い中、翅を動かして温度を保とうとしても、零下を飛んでくれば、辿り着けない内に体温が低下してしまうのは在り得る話。命がけの仕事なんですね。
雪山で遭難する人達も、いくらホカロンを体に貼り付けていても、足先から凍傷が始まって、動けなくなったりするそうです。蜜蜂も、翅の筋肉で体温が上がっても、末端や熱から遠い部分から体温を奪われれば、凍死してしまうでしょう。熱殺の温度をキープして過ごす事は不可能だと思いますね～(>_<)