投稿日:2019/12/4 12:28
丸洞で養蜂する場合には巣落ち防止棒が無いように理解していますが、押しなべて合っていますか?
蜜を全部取ってしまう場合には、それでOKと思いますが、私は3分の1位を上から採って、
盛り上げ巣を期待しています。
上から採ると、普通は巣板を天板にくっ付けて延ばすと思いますが、採蜜すると巣板が落ちやすくなるように感じます。
質問です:丸洞で採蜜を全部ではない養蜂の場合には巣落ち防止棒はどうしているのでしょうか?
伝統的な蜂洞(丸洞)で養蜂を行っていた頃で全取りで無い場合には巣落ち防止棒はありましたか?
伝統養蜂のうち主に巣洞型と呼ばれるものについては、
巣板を全摘する単年型の飼養と、一部のみの巣板を摘出する連年型の飼養の2つがあるようです。どちらも巣落ち防止棒は設置されていないのが通常のようです。
❶丸洞については
『「伝統養蜂にみるハチとヒトの関係」 福島県立博物館主任学芸員 佐治 氏の講演収録に以下の記述が見れらます。
「もう一つの方法は,巣をすべて取 り去らず,その一部を残 し,ハチ群を維持するというものです.複数の巣箱から存続させるものを選択するのではなく,巣箱個々にハチ群を維持するというものです.
この方法は,書や振動に敏感で,腺病なニホンミツバチの習性をうまく利用した採蜜方法です.この採蜜方法は,まず巣房が壊れぬようにミツドゥを静かに上下逆さまにします.この状むしろ態を 「はのけ」と称 し,次に円錐形に丸めた延を上になった開口部にかぶせるのです.つまり開口部と開口部を合わせるわけです.
そうしましたら,ミツ ドゥの側面を下の方からゆっくり上の方へと金槌や木槌で トントンと叩きます.すると,ニホンミツバチは,上へ上へとあがり,最終的に迄へと移動していくのです.ほとんどのハチが延に移動したのを見計らい円錐形にした延を,そのままの状態でミツドゥからはずし,一時,少し離れた場所へ置いておきます.ほとんどハチがいなくなったミツ ドゥから,内部の巣房を 10枚あるとすれば 4-5枚切 ります.その際,巣房の天井と側面部分の接着部を切除するために, 2種類の小さな鎌状の刃のついた道具を使用します.必要なだけの巣房を切 り取 りますと,ミツドゥの上下をもどし通常の状態にします.
そこへ円錐形の延に移動させておいたハチ群を再びもどすわけです.今度は,延へ移動させたときとは反対に延をできるだけ下にし,ミツドゥの開口部に近づけます.すると,ハチ群は少 しずつミツ ドゥの方へと移っていくのです.これで,巣房の切り取りは終了し,うまく元のミツ ドゥに戻ったハチは.2,3日で通常の訪花活動を開始するようになります.」』
❷角洞については
「静岡県葵区井川における伝統智」と言う文書に
角洞の天地を逆にしてからの巣板一部を摘出する方法が図解入りで解説されています。詳しくはWeb上で公開されていますのでご覧ください。
どちらも、巣箱を逆さにしますが、その後の手順が、大きく異なることが、興味深いです。
ハッチ@宮崎
宮崎県
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2019/12/4 14:41
はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
2019/12/4 20:03
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
2019/12/4 18:54
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
はっちゃんさっちゃん
おはようございます。
以前この動画は見た事ありました。
何も知らない時だったので、養蜂ってこういう風にするんだ~~と、探求心で見ました。
その後、このサイトで重箱式が普通なんだと、分かってきました。
私は、日本みつばちを重箱入りで頂いて、養蜂を開始したわけですが、
毎回同じ事を言ってますが、良い生態系を崩さない事が基本です。
今回の質問は丸洞で全部採りではない盛り上げ巣期待の時は巣落ち防止棒は必要か?が質問です。
押しなべて、丸洞では巣落ち防止棒を使っていない」と理解しました。
コメントをありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
2019/12/5 04:25
はっちゃんさっちゃんさん
ありがとうございました。このような動画の投稿はすごく意味のあることだと感じます。
養蜂を始めた頃、さまざまな採蜜動画を見ました。その動画の一部は、日本や海外の奥地で撮影されたもので、ほとんどが空っぽになるまで巣を取り除いていました。行き場をなくした蜂が巣箱の表面に集まって、おろおろしている様子が可哀そうで、やめて~と抗議したくなります。
この動画は側面巣板を一部残していますが、それでも貯蜜に関しては強奪というイメージです。多くの蜂が犠牲になっていたし。今でも地域によっては、生業とされている方が、こういう方式で、連綿と採蜜を続けられてきたのだと感じました。
蜂が好きで、趣味で蜂を飼われている方は、蜂の存続や健康を第一に考えて、重箱やフローハイブなど、採蜜する際の蜂の犠牲をゼロや最小限に抑えますよね。地球にとっての財産ともいえる蜜蜂を大切にしている人が考案された方式が、教育的意味を持った動画によって、もっともっと世界に広まればいいと思いました。
今思い出しましたが、「みつばちの大地」という映画も学校や図書館などで気軽に観られたらいいと思います。
2019/12/6 05:54
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ハッチ@宮崎
宮崎県
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びーちゃん
熊本県
二年前弟から一群を分けて貰ったのが今年二回の分蜂で三群となりました。力がいるところは女性なので限界がありますので弟の援助を受けながら楽しんでいます。
はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
蜜月
佐賀県
佐賀県の静かな農村に暮らしています。ころころした愛らしいニホンミツバチが大好き。思いが届いたのか、この春、やっと私の巣箱を見つけて住んでくれました。