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ニホンミツバチ
サンダルともし火隊が消滅しました

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿日:2020 4/18 , 閲覧 315

先日、最後まで残っていた女王を含め4匹が見えなくなり、確認したところ女王の死骸が底板に落ちていました。残念です。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/014/1479002577239082895.jpeg"]

はっちゃんたち、最後まで増やそうと頑張っていましたが、3月17日の逃去失敗で失った数が多すぎました。次々と寿命を迎え、蛹を保温し羽化を待つ段階で残っていた蜂は10匹程度、冷え込む夜に温度を保てなかったので、羽化できませんでした。

老齢の働き蜂がなけなしの蝋鱗でこしらえた巣脾には育児の他は給餌した蜂蜜が残っています。この巣脾の裏側にもうひとつ、小さな巣脾が作られていて、手前にも作りかけの小さな塊があり、サンダル内に合計3枚の巣板を作ろうとしていたようです。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/119/11935843049310770701.jpeg"]

サンダル内空間で芯-芯35ミリを確保するには合計3枚の巢板が精一杯であることが分かります。空間を測り群を本気で増やそうと、最後まで命を繋ごうとしていました。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/088/8838020424753123151.jpeg"]

底板でまだ微かに動いていたのは1匹の働き蜂で、女王はすでに動かなくなっていました。女王の亡骸のそばに寄せて置いてやったら、女王に気づいたのか、触覚でしきりに触っていました。

逃去失敗の折に多数出た死骸を家畜保険衛生所に検査に出したのですが、45%の罹患率で、気管が黒色化した蜂も多かったとのことでした。私の拠点周辺はアカリンダニで壊滅状態ですから、今年は飼育はせず、離れた蜂場の管理を徹底します。年内の引っ越しを予定しているので、ピザ窯に探索が来ても巣門は封鎖するつもりです。

昨年からの調査では千葉県はまだら状に感染地域が広がっていて、全ての地域で蔓延しています。先日待ち箱の設置をお願いした農家がたまたま昨年まで飼育していたらしく、秋にみんな死んでしまったんだよとおっしゃっていました。わけわからんと言うので色々聞いてみると最後は地面を歩いていたと。3群飼育していたらしいのですが3群とも1月までに消滅。

「1群は長野から運んだんだよ。もう一個は館山の仲間がくれて、もうひとつはどこだったかな、、、弟の仲間が持って来てくれたんだよ。」

アカリンダニという名前すら知らない飼育者がこのように何も知らずに運んで来てしまう。蜂を飼えば蜂蜜が収穫できると知ればみんな欲しくなる。運んできてありったけ収穫し、ダメにして、撒き散らし、、、これは防げません。全ての村を訪ねて飼育者を探し出し、指導することなんてできない。途方に暮れてしまいます。

このサイトの多くの方が勉強会や研究会を開催して、少しでも正しい知識を周知させる努力をされていますが、千葉県でもその必要性を強く感じます。

コメント12件

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2020 4/18

はっちゃんさっちゃんさん、こんばんは!

貯蜜も育児もあり最後までよく頑張った様子です。

ピザ釜城は入居募集中止なんですね(TT)

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2020 4/18

はい。一応何も付けずに募集はしていて、来るかどうかだけは見ていますが、探索が来た時点で巣門を封鎖するつもりです。引っ越しが12月なので、感染疑いのある群を新天地に移動できないので。。。先に空のピザ窯を移動して、あちらで募集することも考えたのですが、重いので先延ばしになってしまいました。

hidesa 活動場所:長野県
投稿日:2020 4/19

はっちゃんさっちゃん おはようございます。

サンダルともし火隊 消滅残念でしたね。また今年の養蜂を断念されるとの事来年の再開を目指して準備されて下さい。

エマナ 活動場所:神奈川県
投稿日:2020 4/19

はっちゃんさっちゃん

サンダルともし火隊も、それを最後まで優しく支えられたはっちゃんさっちゃんも、お疲れ様でした。深い愛情が伝わってきました。

捕獲し安易に蜂を移動させる事は人間本位な行動ですね。

蜜月 活動場所:佐賀県
投稿日:2020 4/19

はっちゃんさっちゃんさん

わずかに残された群れでも与えられた命を全うしようと頑張る姿から、学ぶことが多いです。はっちゃんさっちゃんさんの日誌は立派な教材ですね。

おっしゃるように、もっと効率の良い方法で、蜂飼いの知識を広めていかないと間に合わない気がします。

地球上の生物みんなが共存共栄できるような学問、たとえば地球環境学みたいな学科を小学校から必須科目にして、そこで蜜蜂のような益虫の勉強もしてほしい。

今、私の住んでいる伊万里市は、昆虫が激減しています。子どもたちも、通学途中で、蜜蜂いない、と言ってます。気軽に殺虫剤や除草剤を使うと、どんなことが起こるのかをもっとみんな知るべきだし、知ってほしい。

それこそ、芸能人やアイドルなど、影響力のある人たちがそういう情報をSNSなどで発信してくれたら、どんなにいいかなと思うことあります。

安倍首相のご夫人も和蜂を飼ってらっしゃいますが、そういう意味でももっと影響力のある、メッセージ性の高い活動してほしいなと思います。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2020 4/19

hidesaさん、とても元気な群だったので残念です。って言うか申し訳なかったです。ここでの飼育は断念しますが、離れた蜂場では越冬が5群、8個の待ち箱に探索が来ています。でも今年の探索はイマイチやる気を感じません。まだ入居確定はゼロです。

T.山田 活動場所:福岡県
投稿日:2020 4/19

はっちゃんさっちゃんさん

とうとう一つ童話が終わってしまいましたね。残念ですが、最後が一匹だけでは無かったので、ちょっとだけ救われたようなぁ〜m(。≧Д≦。)m

又来年紡いでください〜日誌楽しみにしております(^-^)

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2020 4/19

エマナさん、コメントありがとうございます。この群は9月に巣落ちしたことを発端に波乱万丈な道を歩んで来たのですが、結果的に私が散々いじくり回して、最後にあのようなことになってしまいました。剥き出しでみぞれに打たれた翌朝瀕死の状態で発見、私の足に集まり出して、私が履いていたサンダルに入ったのです。泣きながら抱きついてこられたように見えて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。巣落ちした時、そのまま知らんぷりしていればどこかに逃去して、今頃幸せの分蜂に湧いていたかも知れない。巣落ちをそのまま放置なんてあり得なかったけど。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2020 4/19

蜜月さん、待ち箱ルアーは使っているのにアカリンダニを知らないと言う事実に大きなショックを受けました。オークションで群が巣箱ごと高額で取引されていることも断じて受け入れられません。たった一人がそれをしてくれるだけでその地域は崩壊するのです。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2020 4/19

T.山田さん、ハッピーエンドの童話で終わりたかったです。もう少し暖かければ蜂児は羽化し、盛り返せる可能性があったのか、、、いや、45パーセントの罹患率ではどのみちダメだったのか。児出しは起きるほどの蟻酸を投与したのに、生き残るやつがいるんですね。

さえママ 活動場所:香川県
投稿日:2020 4/19

はっちゃんさっちゃん

最期まで頑張って次の世代へ命をつなごうとする健気な姿に胸が熱くなりました。ミツバチは人間と共生していることを自覚していると思います。人間がちゃんと知識と愛情を持って接してあげなければ共生は成り立たないですよね。今はきっとお辛いでしょうが希望を持って次につなげてくださいね。応援しています❢

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2020 4/20

さえママさん、コメントありがとうございます。共生、私もそう思います。直接に利害が一致していない生き物でも食物連鎖と言う見えない鎖で輪になって、手をつないでいます。ミツバチを飼育するようになって、私はそのことを学べば学ぶほど他の生き物も全て愛しいと思えるようになりました。唯一、その輪に入っていないのがアカリンダニです。

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