分蜂が終了し、末娘に引き継がれた巣箱の無駄巣を取り去る作業をしました。
左手を巣脾の裏側に添えて、この道具で切ると言うか引っ掻いて壊す感じでした。
作業前の内検
最上段(スノコ上)は元々給餌&メントール空間のつもりで用意したのですが、メントールを入れ忘れて盛り上げ巣を作られてしまい、結局この群は昨年の1年間、アカリンダニ対策を一切しないで乗り切ることができた奇跡的な群です。
スノコを外すとやはり蜜は少なかったのですが、とりあえずスノコ下の1段は撤去しました。つまりほとんどの蜜を奪う格好です。
私は台風対策で管理する全ての群はタンカンで支えているのですが、今回はこのタンカンが巣脾撤去の作業にも大変役立ちました。巣箱の背面に近い側面にビス止めされたクランプのボルトを緩めると写真のようにそこを軸にクルリと回転します。後ろの下を木で支えれば安定して作業できます。
タンカンがない場合には普通に巣箱を横倒しにするだけで同じ作業はできますよね。。
最下段(巣門箱のすぐ上の箱)は邪魔だから取り外します。
上から1枚ずつ切って行くと一番下の巣脾だけが比較的新しかったので、残すことにしました。でも巣脾はまだ薄く、産卵も見られませんでした。(これだけ残さずに全部揃えて切ってしまう方が良かったのかな)取り外した巣脾にも育児は見られませんでしたが、先日から観察していると一応花粉の搬入はしていたので、この奥の方で育児がスタートしているはずです。
蓋がけされていた巣蜜は給餌箱に戻します。
終了後の内検。上手に新しい巣を作っていただきたいものです。
6段あった箱を4段(最上段は給餌箱)にしました。これで新たな1年がスタートできれば良いのですが。。。全く自信ないですが。