➊まずは 逃去群を捕獲してやっと越冬できたと思っていたA3群ですが、2週間前から蜂数が減り続け、1週間前には 弱々しい雄蜂を数匹確認しました。 … サポーターの力不足を詫び、最期を見届けます (T_T)
巣板も1枚で、収容・転居した時(3/11)には 無王群だったのかもしれません。 (残っているちびっ娘たちは 皆冬色ハッチです。)
また じり貧の女王様がいたとしても、環境面では、転居後1ヶ月ほどで怒涛の分蜂騒ぎがあり、強勢の分蜂居残り群が営巣を始めた訳ですから、彼女達にはちょっときつかったのかもしれません。
➋次に 今季5回の分蜂を果たしたA1群ですが、やはり疲れが出ているように思います。 今は越冬&分蜂によって消費された穴を埋めることに地道に取り組んで 養生中といった感じです。 (蜂の動きは緩慢気味です。)
下の写真は本巣を下から撮影したものですが、巣脾が露出している時の左の写真では、下端は(半分は私が刈り込みバサミで乱雑に王台を切り落としましたが)きれいにかじられています。
➌そして 今季3回の分蜂を果たしたA2群ですが、最近蜂数が増え、活動も活発になってきました。 分蜂回数が抑えられた分、余力が残っている感じです。
本巣を覆う蜂も多いながら、簀の子上スペースも蜂で溢れるようになり、徐々にですが盛上げ巣の造巣が確認できました。 そこでちびっ娘達へのストレス軽減 及び 自分の作業性・安全性向上のため、給餌枠上に透明フィルムをセットしました。 下の写真では 直前まで中央部で鎖ゲームをしているグループがいました。 (内壁にびっしり並んだ娘達は、きっと盛上げ巣造巣特命部隊の隊員なんでしょうね!?)
自分の経験から、盛上げ巣を造りやすいのは 強勢の新規群ですが、このA2群のように越冬群でもちょっと遅れて造り出すことがあります。
⇒ 遅れるというのは 越冬群はまずは本巣上部の消費されて空になった巣房を蜜で埋めることを優先するからだと考えられます。
⇒ だとすれば、越冬群に関しては 盛上げ巣の造巣を始めるということは、本巣上部貯蜜領域の空巣房にある程度蜜が貯められてきているということを示唆しているように思えます。 ・・・ 採蜜のタイミングを見極める上で、一つのヒントになるかもです (・.・;) ・・・ ちなみに、採蜜というのは 略奪的な人間による盗蜜ではなく、空巣の整理⇒スムシ害の抑制や巣脾をカバーする負担を軽減してあげるという 蜂さんにとてもやさしい人間の行動を指します。 人によっては、賃貸タワーマンションの入居料の強制徴収と言うことも。