8月14日に巣落ちを経験してから、23日が経過しました。お陰を持ちまして再度巣落ちすることなく、平常を取り戻していると感じております。此れも、多くの諸先輩方から、ご指導やご教授を賜った成果だと思っております。大変ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
今回の巣落ちに関しまして、備忘録として日誌に残しておきたいと思います。
「巣落ちの原因」
原因として特定することは困難だと思いますが、推測すると次のようになるかと思います。崩落した巣脾の寸法を実測してませんので、おおよその寸法ですが、巾10㎝程度・長さ30㎝弱程と推測しました。内寸23㎝の巣箱にしては細長い巣脾ですので、何らかの要因で巣脾の形状に変化が生じたと思います。推測すると巣落ち防止棒を巻き込まずに、巣落ち防止棒を起点に、巣脾が2方向に分かれ、細長い巣脾が形成されたのではないかと感じます。落下時の巣箱内温度は分かりませんが、発見時の給餌室温度が36.8℃でしたので大差はないと思います。巣落ちに対しての危険ゾーンなのかセーフティーゾーンなのかは分かりませんが、少なからず影響はあったと思いました。細く長く伸びた巣脾の形状による要因と、巣箱内部温度の上昇に伴う複合要因の可能性が非常に高いとの見方が一般的だと思います
巣落ち時のイメージ、細長く伸びた巣脾が自重や温度の影響で赤の点線付近で崩落!?。
「今後の対策」
①飼育環境の改善 最近の猛烈な暑さへの対策は、かなり難易度が高いと思われます。木に囲まれて、樹木が呼吸する水分で、比較的気温が低いと思われる森の中ですが、理想的な森は直ぐに見つかりません。従って、巣箱の日除けや風通しを考慮し、4面巣門、メッシュ底板、上部に換気口を設置し、出来る限りの巣箱内環境改善の必要性があると思われます。
②巣落ち防止棒 これまでは、2.3mmの番線を用いて、十字状の巣落ち防止棒を使用していたが、今回の巣落ちは、巣落ち防止棒の効果が発揮できていなかったと感じ、巣落ち防止棒の配置にも工夫が必要だと思われました。改善策としては、井桁状やクロス状、巣脾に直角に3本平行状を組み合わせでの使用も有効かと思われ、今後試すことにしました。巣落ち防止棒の材質も課題で、今後色々試してみたいと思います。本日、気温がそれ程高くなかったので、後付けで巣落ち防止棒を3段目の巣箱に追加配置しました。巣箱の側面に3㎜の穴をあけ、3㎜の園芸用被覆支柱を30㎝にカットし、先を尖らせて差し込み、最後はハンマーで打ち込みました。
4段目5段目は育児房の域が含まれると思いましたので、頃合いを図り、改めて追加配置する事にしました。
③人為的環境改善 最近の殺人的暑さで、家の中に居ても熱中症に罹る方も多く報道されています。ミツバチさんにもその心配があり、人為的にミストの散布や扇風機による環境改善が必要かもしれません。現実的には疑問ですが、検討しなければならない時代がすぐそこに迫っている気配ですね。
最後に、巣落ちした飼育群の今朝の姿です、朝の早い時間帯は実に元気ですね。
この度は、大変お世話になりましてありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。今後もどうぞ宜しくお願い致します。
台風10号から遠く離れた当地でも、非常に強い風が吹き出しました。進路に当たる方面の方々には、ご無事を心よりお祈り申し上げます。