! 夜眠れない時に超オススメの動画紹介です。
youtubeで遊んでいて拾った動画です。内容は、ピレスロイドの作用機序解説です。
アピスタンの有効成分フルバリネートも、ピレスロイドの一種なので、アピスタンでダニが死んだり、効き目が落ちたりする理由の理解に役立つ、かもしれない…
前編
後編
要約
・神経細胞は、イオン濃度の拡散を利用し電気信号で情報を伝達する。
・神経細胞内外のイオンの出入りを、「ナトリウムチャンネル」が司る。このナトリウムチャンネルは、信号が来た側に電気信号を送らないカラクリも備えている。
・ピレスロイドは、ナトリウムチャンネルを「ON」の状態に固定してしまい、デタラメに電気信号が流れ続ける状態にしてしまう。よく、アピスタンの説明に「神経を興奮させて殺す」とあるのは、多分このこと?
・ピレスロイドが作用できるナトリウムチャンネルの形は決まっている。このナトリウムチャンネルに変異があった場合、作用が起こらない⇒耐性個体だけが生き残り増えてゆく。
重要度は低いけど面白い情報
・似た作用機序の毒物に、テトロドトキシンがある。ヒエッ…
・しかし、ピレスロイドで…つまりその辺で売られている蚊取り線香やGキラースプレーで人が呼吸困難になって死なない。ヒト含めた哺乳動物は、皮下組織など各部位にピレスロイドを分解する酵素を持っており、神経細胞までピレスロイドが届かない。