ボスから頂いた重箱なので、説明は受けたものの、重箱の切り離し方法に戸惑った。
上蓋が開かない。どこかにビスでも打ってあるのか? 蠟でくっ付いているだけなのか?
雨で木が膨張して剥がしにくいのか?
上蓋を取った。
僅かな空間に盛り上げ巣。
覗きこめば、スムシの被害はまったく無い。
しの竹でフイゴを作っておいたので、それで蜂を吹き飛ばそうとしたが、口の部分と空気が出て来る部分の直径がいずれも10mm程で、空気は勢いよくは出て来ない。
当然、蜂は「何してんの?」って顔して逃げてはくれない。
くぎ抜きで重箱の上をトントンしてみた。
少しは下へ潜って行ったけれど、2段目以降まで逃げ降りて行ったかどうかは、まったく分からない。
洗っておいた釘抜きを1段目と2段目の間に、無理やり差し込んだ。
木片を四隅に差し込んで、ナイフが入る隙間を作った。
刃渡り20cm位の包丁で切り込んだ。
これで1段目は切り離せると思い、離してみたら、巣板の下の部分は2段目の巣板にしっかりくっ付いていて、切り離しできなかった。
包丁を四方から入れるのを丁寧にしなかったから、、、
予め容易しておいた大きめのコンテナーの底に5cm角棒を2本入れてあり、その上に重箱を置いた。
週末養蜂の動画で見たタレミツは見えている巣板に包丁を入れて24時間?放置すれば良い作戦でいく心算でいる。
作業の途中で、巣板のひとかけらを土の上に落としてしまい、それはワバチに上げる事にしたけれど、内心、こんなに多くて食べきれないだろうと、、、(ガラケー1個の大きさ)
他に2群居るし、オオスズメバチも駆除の最中だし、、、ヤバイな~~~
私が採蜜している時に、友人がオオスズメバチ駆除で、長いパイプを付いた噴霧器でブ^ブ^やりだしたので、こちらは取り急ぎ蓋をして、自宅に持ち帰った。
巣板の入ったケースを自宅に置いて、とんぼ返りで蜂場に帰ると、友人がオオスズメバチの戻り蜂を待って、都度、駆除していた。
すぐ隣に重箱式の待ち箱があったが、そこへキイロスズメバチが入ったぞと、友人が言った。、重箱を持ち上げたら、キイロスズメバチが10匹位飛び出した~~~~~
**********お家へかえります**ブブ~~**
持ち帰った巣板の中にワバチが50匹位潜り込んでおり、蓋を開けたら飛び出して、小屋根に蜂球を作りだした。
友人が、小さなダンボールを蜂球の上に置いて、暗い空間に誘導しだしたので、やるもんだ!と感心。
蜂球の大きさはゴルフボール位なもので、中に違う形の蜂が居ると言うので、雄蜂だろうと思ったが、女王蜂だと大変なので、調べようと思っている矢先に、友人がどんどん作業して、雄蜂だか女王蜂だか、確認できず仕舞い。
まあ、働き蜂でも雄蜂でも、収容したダンボール毎、蜂場へ戻した。
それでも、ケースの中の巣板の間にまだ20匹位が順次出て来て、大空へ戻す作業に2時間位費やした。
ケースの中には蜂が居なくなったので、台所へ持ち込んで、週末養蜂の動画の真似でナイフを入れた。 この作業から妻が全て行った。
ナイフを入れてタレミツをさせようと思いきや、巣落ち防止棒にナイフが当たったらしく、
何か固いのが有るよ」 、、、、巣落ち防止棒だろ~って。
巣板を切り込んで行ったら、蜜だけ下に落ちて貰う心算だったのに、巣まで落ちてしまい、これからはメチャクチャな世界に入った。
ザルと底が金網のフライパンみたいなものと、台所用品を蜜でべたべたにした。
つまり、あれもこれもで沢山の器具を使い、ベタベタ蜜が多くなった。
作業開始しながら溜まった蜂蜜をボトルに収容して、5kg程になった。
中途半端な巣板の残りから、丁寧に絞り出せばあと3kg程は採れそう。
悪い事に妻は蜂蜜が好きではないらしい。
これからは私が全てやるしかないだろう。
ますます、採蜜が重荷になってきた。
今日は正真正銘、水飴の混入していない、薬剤も何も使っていない日本みつばちの蜂蜜を味わった。
この味はしっかり記憶しなくてはいけない。
日本みつばちが小まめに働いて蓄えた蜂蜜をドロボーした。