今春入居の21-2群で、今月18日の採蜜後19日に巣落ちしてしまった群です。一枚の巣脾を巣落ちさせてしまいましたが、10日が経過し観察すると新しい巣脾が2段目の2/3程迄(長さにすると25cm程)に成長していました。落ちた巣脾の長さが約50cm程でしたので、10日間で落ちた巣脾の1/2程を修復した事になります。素晴らしく早いペースで修復が進んでいます。巣脾の増巣を中断して、欠損部分に群の全機動力を集中して災害復旧を行なっている証の様に思います。
※2段目の2/3程まで新しい巣脾が伸びているのが確認出来ます。
暑さが厳しい日でしたので、再度の巣落ちが心配で迷いましたが、予定通りに継箱を行う事にしました。吊り上げると、巣脾の成長や偏りも変わりない様子で、成長が保々停止している様にも感じられます。この先、約1ヶ月程の枯蜜期に向かいますが、蜂数も多く巣箱の外で涼を取る姿も非常に多い事から、継箱は予定通り行いました。
※手前の巣落ち防止棒が5段目で、奥が4段目ですが双方共に継箱が遅れましたので、巣脾が壊れるのを防ぐため巣箱を上下逆さまに挿入して有ります。通常上から30mmに巣落ち防止棒が入る所、現在は上から120mmになっていますので、平均すると4段目が80%程満たされた状態かと思います。少し時期が早いとは思いましたが6段目の継箱を行いました。
21-4群も同じく6段目の継箱を行いました。
観察窓から観察すると、4段目迄が巣脾で満たされ、5段目に蜂球がある様に見えます。
5段目の巣落ち防止棒は、前回の継箱が遅れた為に巣箱を上下逆さまに挿入して有る事から、巣箱の上から120mmに設置となりますので、4段目が満杯で5段目の1/3程で営巣中かと思います。
本来ですと、真夏日で外気温の高い今の時期での継箱は極力避けたい所ですが、2群共に前回の継箱が遅れた為、少し早いと感じますが、蜂数の多さなどを考慮すると、本日行なった方が良いと判断しましたので行いました。行うに当たって特に振動や衝撃には十分に注意を払い、十分に時間を掛けてゆっくりと行いました。急ぐ事は厳禁だと思います。
継箱を行うのに私の場合は、脚立と250kgfのレバーブロック(又は200kgfのホイストロープ)を利用して継箱を行っています。
これには極力家にあるものを活用して、物を増やしたく無いとの思いと、犠牲蜂を出さない為には、なるべくゆっくりと作業する必要がある事で、私が非力の為に3段以上を一人でゆっくりと上げ下げするのはとても苦痛と感じている事からです。
メントールを投与して約1ヶ月が経過しますので確認した所、20gで固形化したメントールは保々昇華して、残量が殆どない状態でした。早速明日はメントールを再投与したいと思います。諸説ありますが自分は通年投与を行う予定です。(蜂場に植えたニホンハッカの効能も試したいとも思っております)
蜂さん達に教えて貰う事は非常に多くあり勉強ばかりですが、夏季を乗り切り秋の流蜜期を無事に迎えたいと思います。