おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2021/8/14 15:34, 閲覧 300
日本みつばちが営巣している巣箱で、あれやこれや実験テストする事は余り好まない。
空箱での性能を知っておけば、その構造で養蜂を行う時に役に立つと思っている。
日本みつばちの営巣極限温度を知りたくて行っている訳ではない。
余り思いやりをかけると、日本みつばちの本来持っている耐寒・耐熱能力を弱める事になるかも知れないが、その辺りはまったく分からない。
現在は決めつけられないので、床下を外部にアッパッパーに通じる方法にすべきかどうかを迷っている。
誰しも、試行錯誤をして毎年養蜂方法をレベルアップして行こうと努力している。
前置きはここまでにして、
次女群だけ、巣箱(丸洞)の床下は外気に通じる構造にした。
へぼ大工なので、隙間はあちこちに出来てしまっており、結果として排気口があるとも言えるが、考えとしては巣箱の下に付けた巣門と、床下の大きな開放部以外は密閉空間にしてある心算。
日本みつばちが上の方の隙間から出入りしたり、空気漏れが原因で巣箱の外にたむろしているのは、ガードをしていると判断して、隙間を木片とあぶらねんどなどで塞いだ。
塞いだあとは、日本みつばちはたむろしていないので、密閉されたと思っている。
下の画像は床下の北側部分、風も通るし、日本みつばちも通れる。オオスズメバチは通れない。
床下を外気に大きく通じるようにしているのは、上の方に換気口がないので、その代わりに巣箱の下を大きく開けた。
今日のミニ・テストは以下の通り
テストは3通り行った。
グラフの白色はテスト箱の底をとった形で、上の次女群の構造。
38℃に温められたダンボールテスト箱は急激に温度低下するも、外気(ここではテストを行っている部屋の温度28℃)に近づくほど、逓減速度はゆっくりになった。
テスト箱の下、床下が無風であれば、巣箱の底は合っても無くても同じ様に見える。
しかし、外の蜂場は無風と言う事は有りえないので、床下に通風があれば、その強度に比例して外気と巣箱内の空気が攪拌されて、巣箱の中の温度は下がっていくと見た。
現実問題としては巣箱の内部温度よりも、床下の温度が低く、風があれば夏場の巣箱内温度を下げる効果があると見た。