秋も本番を迎え、庭のキンモクセイが咲き、良い香りを漂わせています。
この時期に採蜜して、各群1段づつ減箱する予定でしたが、観察窓から巣脾を見る限り貯蜜が全く無い様子です。夏から秋の蜜源植物が乏しい環境の様です。
蜂場で飼育する3群は、何れもh150mm 内寸w230mm d230mmの重箱4段が満たされ、5段目で営巣中です。
悩みましたが、減段で無駄巣を除き、全体をコンパクト化する方向で方針を定め、取り敢えず本日1段づつ減箱しました。
目標としては、3段が巣碑で満たされ、貯蜜も充分な状態での越冬ですので、2ヶ月半後でこの状態に近付けたいと思います。
①21-1群 今春4/12入居の群れで、7/18に1段採蜜しました。
切り取った重箱は軽く、少しだけ蜜が蓄えられていました。
②21-2群 今春4/22入居で、7/18に1段採蜜した群れです。
見た目にも、持ち上げた感じも貯蜜は保々無い状態でした。カビが発生してます。段数多く蜂さんの管理追いつかないかもです。
③21-4群 今春4/30入居の群れで、採蜜はまだ行っていません。
重箱を持ち上げた感じでは、2kg程の貯蜜が有りそうです。見た目は、巣脾が随分綺麗でした。
保々予想通りの結果になりましたが、所定の処置を行う事が出来ました。給餌は行いたくありませんので、蜂さん達の活躍と蜜源植物の存在を祈りたいと思います。
③の貯蜜部分からは垂れ蜜を行っています。少ない蜜です。巣屑は蜂さん達に還元します。
残りの巣板は全て給餌で還元する事にしました。
蜂場で給餌を終え、巣脾を入れてきたポリ袋を持って歩きだすと、蜂さんが纏わり着いて来ました。袋に残るほんの僅かな蜜が匂いで誘っている様です。その姿が愛おしく、巣箱から遠く離れた梅の木にぶら下げてあげると、一生懸命で吸っており、その姿に自分の犯した事がスズメバチ以上の悪行だったかもと、複雑な気持ちでした。
回収した重箱は大鍋で煮て、付いた巣脾の掃除とスムシへの対策を兼ねました。