この群は10月までは強勢を誇っていて、本巣が3段になり、盛上げ巣も充実させてきました。 11/02の時点では 3段目下の間仕切り板の下に多くの蜂さんが集まり、いよいよ4段目の造巣が始まったかな?と思いました。
でもこの後 蜂球の蜂は徐々に減っていき、現在の朝晩では居なくなってしまいました。
さらにこの1ヶ月は、蜜が浸みた細かい巣クズ落下が続き、“スムシ害”が頭をよぎりました。 底板ではごく小さいスムシを通常程度見られるだけで、黒い糞もありませんでしたが、11/23 念の為簀の子の下をカットして1段目をチェックしました。 結果はセーフで、すぐに戻しました。
上から覗いたのと側面の観察窓からの観察では、1~3段目 特に3段目に多く集まっているようです。 11/29の写真では、スリット越しに心配そうな表情のちびっ娘達が見えます。
これは直接インタビューした訳ではないので、不確かですが、彼女達なりに間仕切り板を盾にして その上に集まって冬を越そうと決めたのではないかと思います。 決断した時期は、間仕切り板の下には巣脾は造られませんでしたので、巣クズが落ち始めた1ヶ月前だと推察されます。
尚、この群と弱小群では 11/05に底板に沿った巣門を閉じ、縦巣門と高位置の横巣門仕様にしましたが、1週間で止めました。 理由は 巣箱内の清掃本能を阻害してしまうのと、この時期多くなる死への逃避行に旅立つちびっ娘を邪魔して 本望を遂げさせてあげられないからです。
今後厳寒期においては、高位置巣門は閉じ、底板に沿った巣門と縦巣門は幅を狭めるつもりです。