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ニホンミツバチ
地面を利用する方が巣箱の中は高い温度が保てる 2021年12月19日

おっとり 活動場所:千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2021 12/19 , 閲覧 317

期間A(前半)12月11日から12月15日まで、丸洞の底は無しで巣カスなどが地面に直接落ちる方式と

期間B(後半)12月16日から12月19日までは地面の上のレンガの上に丸洞を置くのではなくて、レンガの上に13cmの断熱材を置いて、その上に丸洞を置いた方式。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/150/15019930235813143473.jpeg"]


期間A(A方式)の画像。地面は土盛りしてその上にレンガを2段積みし、その上に丸洞を置いた。但し丸洞の底部分にはレンガを敷いてないので、ゴミが地面に直接落ちる。

グラフ水色は外気の気温、実験場所の林は気象庁発表よりも2度程低い。

前半の期間Aの時は落葉樹も落葉しきってはいない。気温も比較的寒くは無かった。

丸洞内部の温度は太陽熱と気温の影響で最低5℃位から最高13℃位までで推移。

グラフ白色は丸洞の底の地表温度。地表温度は全期間を通じて、気温が氷点下になっても最低で3℃から5℃を保ち、最高は10℃近い。

期間Aについては気温も温暖であった為、地面の温度は最低でも6℃程をキープしていた。

丸洞内部の地面の温度は日中はレンガに当たった太陽熱が伝導して地面を温めている。

僅かではあるが巣門から直射日光が差し込むので、晴れた日中は巣門からも地面を温めている。

丸洞全体が気温や太陽熱で温まればその温度も地面に影響するだろう。

つまり、熱環境は地面と丸洞内部と水分を含んだ丸洞杉材に蓄熱されたものが混在する。

蓄熱材の大きさは相当なものとなっている。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/081/8137101134948385632.jpeg"]


期間B(B方式)画像の様にレンガと丸洞の間に13cmの断熱戸を挟んだ。

この方式ではもはや地面は関係ないものとなり、断熱材の下の地面表面の温度が最低でも3℃から5℃、日中では10℃近くなっても、断熱材の底板が熱の移動を遮断しているので地熱の効果を得る事ができなかったと想像する。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/034/3427294862926501230.jpeg"]

結論はA方式の方がB方式に比べて高い温度を得る事ができると想像する。

尚、丸洞内部の温度日格差はA方式の方がわずかにまろやか(小さい)になっていた。


次に13mmの板厚と丸洞と同時に同じ処に置いて計測したので参考に記す。

板厚が薄い重箱でこの様に内部温度が乱高下したのでは、人間的な感覚では日本みつばちがつらかろうと思うが、実際の事は多岐にわたる経験を経ないと判断できない。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/075/7582074743593392652.jpeg"]


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/093/9386625680187779550.jpeg"]

尚、期間Bは丁度寒くなった時でもあり、丸洞内部の温度が低くなったのが方式を変更した事が原因なのか、寒くなった事が原因なのかを確認するために、明日からは再びA方式に戻して数日温度を測りより妥当性のある結果を確認したい。





今後の課題:

板厚の厚い丸洞はせっかく太陽が出ていてもほとんど太陽熱を内部に急速に取り入れる事はできない。午後遅くなって18時頃に内部温度が最高になるようだ。

つまり、熱を通しにくい大きな断熱材と言える。

逆に発熱体(日本みつばちの蜂球での発熱)が熱を出した場合には熱は内部に留まり、なかなか外へ漏れないとも言える。


近い将来には、気温が下がってきた今なので可能となる下の実験を再度行う予定。

下の実験をしたのは今年の11月上旬でまだ寒くなかった頃。

寒くなった今、再び行った場合に気温と丸洞内部の差がどの程度保てるのか、興味が尽きる事はない!

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/058/5822337485732377436.jpeg"]

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