倒木方向に蜜源植物があるので、そちらへは倒さないなんて記述はどこを見ても書いてない。
根元近くで伐採する事が多いようだけれど、これは材を有効利用しようとする考えの様だ。
もっとも安全面でも切断面が地面に近い方が良いのかも知れない。
生き物たちの森は面積745坪、伐採前の杉の木は立木で200本位、幹折れ木は100本位だった。
師匠と二人で無茶な伐採をしてきてしまった。
折れ木は殆ど伐倒か抜根して片付けた。 立木も100本程伐倒した。
結果的には死ぬ事もなく現在にあるが、考えてみれば危険な作業だった。
子供らが林業従事者になると言いだしたら恐らく反対するだろう。
自分を戒める為に過去の失敗例を振り返ってみた。
最初の大きな失敗は此れ。伐採木が2mも後方へ飛んだ。
原因は倒木先に横柱が2本設置してあり、それに当たってバウンドした。
下の画像、2本の長い丸太が横たわっている。これは瞑想の空間の基礎。 今回伐倒した杉がこれに
当たって跳ね返ってきた。
二回目は山側へ倒したいと目論んだのに90度も違う方向へ倒れた。
重心の読み違いとツルの理解が無く、追い口を切り過ぎた。
受け口が水平になっていなかった。
当時はかかり木の処理方法を会得していなかった。ちょっとした判断ミスでチェンソーが喰われた。
下は上からの切り込みが深すぎて圧縮された。もう少し浅い位置でV字カットをして、下から上へ切り裂く。500kg~1トンの杉が落下してくるので逃げるタイミングが必要。
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山仕事は一人では危険で最低でも二人で行うと良く云われていた。
師匠と私の場合には二人で1本のターゲットに向かうのに、世間では合理化の為二人で行うと言っても、二人が別々の作業を行う事が多いのかな~~~?
お互いの連携が悪く、伐採した木が伐採した本人ではない方の人へ危害を加える事が多いと感じた。
樹高が25mなら私は20m位離れた処で見ていたが、本では樹高の2倍以下が危険ゾーンとの事。
陸上部に席を置いていたが歳をとったので、倒れかけてから逃げられる距離は20m位なので、倒れる状況を動画で撮ってみたいと思っているが、ほとんど無理なようだ。
また、危険な作業を師匠に手伝っていただくのも、死の可能性を考えればもう頼めない。
今日は曇りで外へ飛び出したい気候ではないので、伐採事故事例等をみて勉強している。
明日から後1本は伐倒したい。 恐らく大丈夫だ!
師匠が来られなくても、おいらがいつも見ていてやるよ!