備忘録
オオスズメバチがなぜクヌギに来るかを調べている。どうやらキーになるのはボクトウガの幼虫。
ボクトウガなんて聞いたこと無い。ちょっと調べたら知らない事ばかり。
ネットを検索しまくって調べてみよう!
大須豆女波知さんの住宅探訪
素晴らしい玄関ですね。 内部はどうなっているのでしょうか?
内部が楽しみです。
動画は10月中旬との事。
https://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2015/02/blog-post_46.html
クヌギにオオスズメバチがよく来ることの主因はボクトウガにあるような気がする。
ボクトウガの幼虫は樹幹を穿孔して食害する。
7月頃には成虫になるとのことだが幼虫は何月頃に穿孔するのだろうか?
学校なら座っているだけで先生が教えてくれる。大人になったら図書館かネットで調べるしかないか?
肝心な部分は書籍を買わないと分からないようにもなっているが、ネットで公開されている部分で調べてみよう。
これが幼虫。
https://www.h.chiba-u.jp/lab/cel/detailsofcossus.html
成虫:成虫の開張は40~60mm。前翅は灰褐色で、黒い波状の線が複数見られる。ほぼ全身が鱗粉で被われている。触角は糸状である。羽化は6月から8月にかけて見られる。成虫の寿命は雄で5~9日、雌で6~7日、交尾すると雄で3~5日、雌で4~5日と短くなる傾向がある。成虫は午後羽化し、当日の夜には交尾する。
交尾:ヒメボクトウ成虫は夜行性で、交尾は通常夕方から夜間に観られるが、昼間でも飼育ケージを暗幕で被うなど暗くしてやると交尾する。雌成虫がコーリングを始めると、雄成虫は羽を羽ばたかせる。交尾時間は23.1±3.0分(9~41分)。
産卵:われわれの観察では雌成虫の蔵卵数は157卵に達する。産卵数は平均85卵(35~135)で、20~100個の卵が樹皮の割れ目などに卵塊で産まれる。産まれた直後の卵は淡い黄色だが、胚発生がすすむにつれて黄褐色に変化する。孵化が近づくと、顕微鏡下で卵殻をとおして孵化幼虫を見ることができる。孵化した幼虫は卵殻を摂食したあと枝や幹に穿入する。
幼虫:幼虫は背側が赤紫色〜赤褐色を呈し、樹木に穿孔する昆虫には珍しく集合して生息する。幼虫の集合は老熟幼虫まで維持され、蛹も複数の蛹が集団で見られる。材内に穿入した幼虫は材部を集団で摂食する。幼虫期間はヒメボクトウの生活史の中でもっとも長く、樹木を実際に加害する発育ステージである。幼虫で越冬し、6月初旬頃までに蛹になる。実験室内にて人工飼料で飼育すると60%は1年以内に羽化し、残りの40%は羽化まで1年半近くを要した。したがって、野外においても1年で羽化するものと、羽化までに2年要するものがあると推察される。
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幼虫は1年から2年かかって羽化すると↑に書いてある。
すると夏に卵で幹に産み付けられた幼虫は幹の中に潜り込んで食害し、その傷から樹液がでるのだろうか?そうだと思う。
この樹液を求めて色んな昆虫が集まってきて、ボクトウガはそれらをパクリと食べるらしい。
今からそれを調べよう。
これは面白い。笑わない人は居ないでしょう。
「ボクトウガの幼虫は居酒屋の店主」のようです。
クヌギの樹皮を齧って、樹液を出して集まった虫達を
酔わせて、酔いつぶれた頃合いを見て食べてしまうと言う。
出典は以下、
https://new-2014no64.seesaa.net/article/201403article_13.html
下記に学術的な報告がなされているが、余りにも長文で解読するのにくたびれるので止めた。
自然界での観察は困難で幼虫期間がいつなのか不明であるとも書かれている。
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/103819/HMB_0030.pdf
夏に羽化してすぐに交尾して夏の気温で孵化するらしい。
孵化から冬眠までの間と、冬眠明けから居酒屋の店主になるのかなと勝手な想像をする。