ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
投稿日:2023/4/9 08:02, 閲覧 336
4/06 #4分蜂群を強制捕獲・収容し、翌日の午前中は お泊り探索隊員達が帰還してきましたが、とんでもない強風で飛ばされてしまいました。 … 戻ってきた集合板のすぐ下は 元巣なので、そこに戻ってくれればいいと楽観視していました。
昨日の朝元巣をを観ると、多くの蜂が横巣門前や縦巣門脇に出て、羽ばたいていました。 … まだ最終分蜂の興奮が残っているのかと思いました。
すると 7時頃から帰還蜂が増え始めましたが、空腹と疲労でだいぶ疲弊している感じでした。 当然力尽きたちびっ娘は 頼りの元巣の巣門前に降り立ったと思います。 … 9時頃になると 巣門前でバトルが多発しました。 ⇒ 一昨日丸1日強風で間が空いたせいで、もう元巣の蜂さん達は自群蜂以外は受け入れなくなっていたようです。 最終的に20匹以上の探索ちゃんの亡骸が巣箱前の地面に横たわることになりました (>_<) … 「おお神よ! 何と残酷な!?」 … でもこの1日で豹変する本能は、それはそれで褒めてあげたいので、複雑です。 巣門前に蜂が出て興奮していたのは、巣箱上空を飛び交う蜂が増えてきたために それに対する防衛前線を強化した姿だったのだとわかりました。
ただ このままにしておくと、帰還蜂全てが葬られる結果になってしまうので、今期2回目のGM-2吸引機の出動を決定しました。 (1回目は離れたところに蜂球を作った#2分蜂群の時で、分蜂の翌日に合流させてあげたので、分蜂群の巣門前でリリースしてあげると、あちこちで再会を喜ぶグルーミングが観られました。 最高のシーンでした!)
今回最初の吸引で集めた蜂達の写真が以下です。 (5回に分けての吸引・合流になりましたが、多分合計200匹位だったと思います。)
自群への合流の際も、最初は3ヵ所位でバトルが発生しましたが、すぐに終息して受け入れてくれました。 〔良かった❕〕 帰還蜂は巣門前で匂いで自群の巣だとわかって嬉しいのか、肢を踏ん張って盛んに羽ばたきをします。
私がやっていることは、多くの方に疑心暗鬼されると思います。 何故なら 営巣(転居)できる有力な物件情報を持った探索蜂を群に戻せば、その後逃居される可能性が増すからです。
何故それを許容するかといいますと、①お泊り任務に就く探索蜂は とりわけ有能なエリート蜂さんのはずで、彼女たちが苦難の末に元巣に戻ろうとして、実の姉妹達に抹殺されてしまうことや行き場を失って命を落としてしまうのが忍びないのです。 さらに②私にとっては 二ホンミツバチが自然界で営巣して活躍してくれることが一番なので、いい営巣場所があるなら、彼女たちの意思で そこへ転居(逃居)することは、喜びでしかありません。
投稿させていただいた日誌の最後部に 考慮不足の不適切な表現がありましたので、謹んで訂正させていただきました <m(*_ _)m> 申し訳ありません。
〖訂正前〗 : 野垂れ死にしてしまう
【訂正後】 : 命を落としてしまう
「野垂れ死に」は “無駄な死” のような印象を与えてしまったと思います。 でもよくよく考えると、決して無駄にはなっていない!と認識を改めました。 … 元巣に帰巣すれば殺られるとわかっていても、行くのだと思います。 後半の分蜂群(特に元群)では、ワーカーは護衛係を含め 皆新米で経験がありません。 戻り蜂が力尽きて巣門前に不時着すれば、護衛係は必至で命を懸けて防御します。 でも実践はありませんから、戻り蜂とのバトルで実践を積むことができます。 ⇒ “無駄”ではなく、これから生き延びる身内のために “役”に立っていると認識しました。これは人間による強制捕獲・収容以外の自然界でも起こり得ることで、後継の蜂達の実践集積のために自らの命を捧げているんですね。
実は今日も戻り蜂が来ていて、巣門前でバトルがありましたが、一切手出ししませんでした。
2023/4/9 17:11
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...