おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2023/4/10 09:10
分蜂集合板(来年の為の備忘録)
①作るか、作らないか?
巣箱の2m~5m位に集合しやすい物体が自然にあればそれに集合する事が多い。
その場所へ集合して欲しく無い場合には、新たに集合しやすい所を試行錯誤して探しながら作る。
②作る時期
分蜂前であればいつでも良い。
数年使うなど予定があれば、しっかりしたものを創る事になるので日数がかかる。
目途としては雄蓋や雄蜂が見られる頃に設置を完了するのが良い。
③使用する材料
何々の素材を使うと集合しやすいとの事は有るだろう。
私のたったワンシーズンでの経験からは、素材よりも集合板が有ると言う事実だと思う。
私の趣味は、手元にあるものを再利用して使う事が好きなので、それらを使う。
掴まりやすい素材ならなんでも良い。
杉皮・トリカルネット・メッシュ金網・カンレイシャ・ゴツゴツした樹皮・ブルーシート
探せば何か見つかる。
使ってはいけないものは、毒性のものは勿論使ってはいけないが、私の失敗はメッシュ金網で目開きが、ちょうど蜂が通過できて、出られなくなるような構造(死のトリック)
③集合板は取り込み方法と強い関連性がある。
A)昆虫捕虫網で掬う場合
杉の皮など大きめのものが良さそう。 単純に乗せただけ。
下の写真は板に杉皮をネジ止めしたもので、置いただけのものと下からビスで留めたもの。
どちらも、たも網で掬えなくもない。
短いネットであれば、下の写真のように口を巣箱に画鋲・ビスなどで留めて、網に空間を持たせて登らせる。
暗く高い方向に行きたがる習性を利用して気長に待つ。5分もすれば全員が入る事が多い。
長いネットだと、網に膨らませを作るのが難しく、時間もかかる。
蜂がどちらへ行けば良いか分かりずらい。
B)天地ガエシをして、その上に重箱を載せるもの
天地ガエシをするので余り大きな集合板は返しにくい。
薄ぺららいものも返しにくい。
結果として重さ・大きさ・厚さなど、天地返し可能なサイズになる。
天地ガエシでも最初から重箱をしたから押し上げ取込して、天地ガエシすることも可能だが、その場合には集合板の置き方・取り付け方を作業がスムーズにできるように設置しておかなくてはならない。
C)集合した蜂球の真上か少しずれた所に重箱を載せて、誘導しながら重箱へ上がるのを促す。
状況が許せば、促しはイントロだけにして、あとはぞろぞろ続いていくのを待つ。
ひろぼーさんは鋼管パイプで組み立てて、板を渡らせその間に重箱を載せて、蜂に登らせている。
蜂が集合しやすく、登らせるので非常にストレスが少ない(ほとんど無い)良い方法だと思う。
④いきなり重箱に落とし込む方法
これも完結で状況次第で可能。
⑤高所に蜂球が出来た時
2連梯子を使うなど捕獲方法が無い訳ではないが、このような高い所に集合しないように、
巣箱から2~5m離れた所で地上から捕獲できる高さの所に集合板を設置する方がスマートだと思う。
怪我をしては始まらない。