おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2023/7/23 06:22, 閲覧 258
かがくの里 1549回から抜粋
それは去年の8月初旬のこと。せっかく入ったニホンミツバチの巣が落ち、ハチがいなくなってしまっていたんです。
原因は夏の猛暑。暑さによってロウがやわらかくなり、蜜の重さに耐えられず、巣が落ちてしまった結果、すみにくくなったハチたちは巣を捨てて、どこかにいってしまったんです。
去年起きた悲劇が。去年、ゴーラという巣箱に入ったミツバチの群れも、巣を捨てていなくなっていました。その原因は、ハチの巣を食べて成長する珍しい虫、ハチノスツヅリガという蛾の幼虫。ミツバチたちは、ハチノスツヅリガを巣から追い出そうと、蛾の幼虫が入った巣板をかじり取って、下に落とします。これが繰り返されることで巣の強度が落ちていき、最終的に巣板が落ち、ハチの群れは巣を捨ててしまったんです。
おっとり群の事例から、
2022年7月2日 次女群 何者かが巣板を切断した。
当時は誰がやったのかは分からなかった。
おそらくにほんみつばちがやったとは思っていがた、↑の化学の里の説明でスムシが入った巣房を日本みつばちが切り落としたんだと納得。
*************************
https://daii.jp/bee/suoti_t.php
日本ミツバチを飼育していると、猛暑で巣箱の中の巣が下に落ちることがあります。元々、日本ミツバチの巣はあまり丈夫にできてはいないので、蜜や花粉や幼虫やミツバチなどの重さで巣が耐えられなくてはがれて落ちるのです。巣落ちすると、日本ミツバチは逃去することがあります。
日本ミツバチは巣箱の中で、縦に何枚も巣を作ります。巣は天井と横の壁にミツバチが取付けますが、壁にはあまり取付けようとしません。猛暑などの理由で巣が柔らかくなり、巣箱の中で巣が落ちるのを巣落ちと言います。
巣落ちしやすいのは、巣落ち防止桟(棒)が無かったり、これを細い針金で作っていたり、巣の方向と巣落ち防止桟の方向が並行だったり、巣が急激に大きくなって巣の強度が足りなかったりした場合などに起こりやすいようです。
この時、地震などの外部からの振動や猛暑なとが重なると巣落ちする可能性が更に高くなります。
2014年春に入居した日本ミツバチがその年の夏の猛暑で巣落ちしました。
蜜蜂がほぼ全部、巣の外に出ていました。巣箱の上の雨を防止するスレート屋根の下にも大量のミツバチが集結していました。つまり、分蜂の時と同じような状態になっていました。
また、巣落ちした巣から、巣箱の下には垂れた蜂蜜が流れ出ていました。もし、蜂蜜が漏れているのを発見したら巣落ちしていると思ってください。
巣落ち防止桟(棒)は針金で作るよりも、太さや強度がある竹や木で丈夫に作る方が巣落ち対策には効果が大きいようです。
この写真は、外形約30cm角で高さが約9cmで板厚約1.9cmの巣箱に、巣落ち防止桟を約2cm角の木で作ったものです。
この桟(棒)の方向が互い違いになるように巣箱を積んで使うか、巣の方向と巣落ち防止桟が直角に近くなるようにして使います。
つまり、巣落ち防止桟で巣を串刺しするような方向に空き箱を巣箱の下に積むのです。
私は全部の巣箱をこの方式に変更しました。これをしてから、自然に巣落ちすることは全く無くなりました。
蜂蜜を絞る時、上段から巣箱を切り取りますが、この時、通常、2段(18cm)を切り取って蜜を絞ります。しかし、たまに、3段を切り取った場合、巣の支えが無くなって巣落ちする場合が何回かありました。
採蜜の後、巣落ちしているかどうかをスライド底板を外して必ず確認してください。そうしないと、採蜜後、逃去することがよくあります。
採蜜後に蜂の状態をじっくりと観察しても逃去を防ぐことができます。もし、巣落ちした場合は、巣落ちした巣をすみやかに取り除いてやります。
***************************
週末養蜂 まゆちゃん
https://syumatsu-yoho.com/post/suochi
ニホンミツバチは、もともと森の中の木などに巣を作る場合が多いです。
暑い日に林や神社などにいくと、涼しく感じた経験を持つ人は多いと思います。
ニホンミツバチは元々そういった涼しい場所に巣を作りますが、人間が庭先などで飼育する場合はどうしても暑い場所が多くなります。
草地の木陰などのできるだけ涼しい場所に設置してください。
日当たりが悪いと良くないのでは?と気にされる方も多いですが、在来種のミツバチなので、湿度が高い日本の気候には適応しています。木陰や日陰でも全く問題ありません。
大きすぎる巣箱はNG。板厚も重要
巣落ちしやすい巣箱、しにくい巣箱があります。
まず、大きすぎる巣箱は巣落ちしやすいです。週末養蜂では、重箱式巣箱の縦と横の寸法は、22cm四方を使っています。
大きくなればなるほど、構造的に巣を支えにくくなり、巣落ちの危険が増します。
また、板厚は厚めのものを利用しましょう。直射日光等があたり、巣箱の外壁が高温になると、壁を通して熱が内部に伝わります。伝わる熱の量は、板厚に反比例します。
週末養蜂の巣箱は35mmの板厚で、かなり厚めです。もしこれが17mmなら、2倍の熱が伝わることになります。
また、巣落ちを防ぐため、重箱式巣箱に巣落ち防止棒を取り付けるのが一般的です。
ただ、ほとんどの方が巣落ち防止棒をつけていますが、それでも巣落ちしてしまったと言う報告を目にします。
私たちは細い針金の巣落ち防止棒ですが、それよりも太い木の棒の巣落ち防止棒でも巣落ちが発生しているのを見ると、巣落ち防止棒だけで巣落ちを防ぐことはできません。あくまで補足的なものと考えてください。
夏は巣落ちしやすいので、なるべく採蜜を避けましょう。
重箱式巣箱で飼育する場合、夏場の採蜜はなるべく避けましょう。
初心者の方によくあるのが、春にニホンミツバチを捕獲し、夏になった頃に掲示板やブログなどで他の人が採蜜しているのをみて、よし自分もやってみようと早い段階で採蜜してしまうことです。
重箱式巣箱の採蜜では、最上段を取るので、巣が落下してしまいやすい状態になります。巣が十分に成長しないまま採蜜を行ったり、重箱の巣箱の寸法が大きすぎて巣落ちが起こりやすい形状だったり、気温が高く巣が柔らかくなっていることが主な原因です。
残念ですが、巣落ちしてしまうと、その群れはダメになってしまいます。このため、採蜜は秋の涼しくなる時期まで待ちましょう。
*********************
hosoeさんのご質問 角洞で巣落ちした!
角洞式巣箱に巣落ち防止棒は不要かと思います。
角洞式巣番からの採蜜は、巣脾の一部を残すにしても巣板を全部切り取る方法になるからどす。天井からぶら下がってる巣脾を巣箱から切り離す際作業をやりにくくするだけの障害物は蜂たちにも不要です。
自然営巣でも巣板は蜜や蜂児があって相当な重さがあるにもかかわらず落下することはありません。
暑さにより落ちることがあれば、そのこと自体が逃去原因ともなりますのでそのようにならない環境にすることが優先事項です。→寒冷紗や葦簾などでの日よけ対策
**********************
角洞巣落ち 防止棒の上から巣落ちした事例
https://plaza.rakuten.co.jp/86net/diary/201009010000/
30×28×45センチの角胴です。
殆どいっぱいなのに巣落ち防止棒の上から落下してます。
************************
kuroさんの質問から
巣箱を作る際に、巣落ち防止棒を取り付けます。
以前は、動画にあるような十字に張ったSUS針金で作りましたが、一昨年、採密後に巣落ちさせてしまいました。急遽すべての巣板を回収しての採密を余儀なくされ、じっくり観察しながら行いました。SUS針金十字といえども、一方は巣板と巣板の間に張られている状態で意味を成しておらず、もう一方のSUS針金だけが巣板を貫通しているだけで、さすがに採蜜後の残りのすべての重量をSUS針金で保持するには厳しかったのかもしれません。
その経験で、もう巣落ちさせたくありませんので、今回は、6mmの丸棒を4本使って、井桁で組みました。
これで心配なしと思っていましたら、今回は新たな心配が出てきました。
時々内検しているのですが、井桁状に設置した巣落ち防止棒が、上から見た場合、見かけ上重なりますが、どうやらそのあたりの防止棒がミツバチにとって邪魔なのか、巣板の成長速度が巣箱壁面より極端に遅いのです。今、巣箱壁面の最長巣板は3段目中ほどまで成長しましたが井桁交差部分に近い巣板は2段目の交差部分で足踏みしています。ミツバチも、壁面に近い巣板にばかり集まっているのがよくわかります。
このまま行くと、片や5段でも、片や3段目に入るかどうかというくらいの成長差ができるのではと思っています。この想像くらいならまだよいほうで、その部分の成長が極端に遅いと、空洞が出来たままにならなかと心配です。
どなたか巣落ち防止棒の施工方法のお知恵をお貸し願えませんか。
この後yamadakakasiさんのご回答が素晴らしい
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
巣落ちを防ぐ有効な手段は落葉樹の多い蜂場を作る事だと妄信しておこう!
巣箱の前に腰掛を置いて読書ができる環境かどうかを、今日は生き延びている群の全てを点検する。
2023/7/23 06:27