投稿日:2023/8/9 07:35, 閲覧 272
群馬の山さんのコメントから樹木の洞には平らな天井が出来ている事はほとんどないと教えて頂き、その事は直ぐに分かった。
自然樹洞養蜂で巣落ちさせない仕組みを考えている。
永年養蜂の仕組みはまだ分からない。
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第一の事例
差し込んだ温度計を造巣起点として利用された場合。
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私の丸洞では温度計測定のしの竹を1本差し込んでいるが、にほんみつばちはこの棒を嫌うのではなくて利用している場合がある。
2023年6月4日 五月二十九日入居群
上のように棒から造巣すると決まって棒より上は盛り上げ巣になる。
●ラッキーセブン群
同じラッキー7群を上から撮影。
●丸洞底網群
2023年春分蜂、捕獲群
同じ群を上から撮影。
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第2の事例
温度計を入れても入れなくても天井に巣板を固着した場合
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●ラオス式2号基群
温度計は入れてない。
天井から底まで隙間だらけなの、出入りは天井近くから行っている。
このケースで巣落ちしないとなると、壁にしっかり固着しないと危うい。
7月22日に全部の巣板が落ちた。
7月25日、復旧作業急ピッチ。 相変わらず天井から造巣!
これから涼しくなるので大丈夫かも知れない。
●逃げナイン群
温度計を入れていない。
巣門から天井までは60cm位。
巣門からの距離は結構遠い。
初夏に巣板が1枚落下した。
この群は造巣に従い壁に固着を進めるか、
造巣を急がず涼しくなるとか、条件が整わないと巣板が落ちる恐れがある。
●秋入居群 2022年10月10日にオオスズメバチから逃去してきたと思っている。
丸洞2段積みなので出入りは継ぎ目からしていた。高さ50cm強。
温度計を素通りして天板に巣板を固着しかけた。
2022年8月8日に部分巣落ちした。
2023年5月22日 全部の巣板を採蜜した。
温度計=巣落ち防止棒・内壁に沢山の巣板固着が見られる。
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上記の事例から巣落ちを阻止するテクニックとして、温度計=巣落ち防止棒=造巣起点棒を
積極的に取り込む事が有効と予測される。
棒でなくても簀の子でも良いかも知れない(cmdiverさんの事例)
何らかの障害物を丸洞の中間に最初から設置する事で、下は育児部になり上は盛り上げ巣の貯蜜部として使われる事が予想される。
棒や簀の子で障害物を作ってあれば、最初からそれらをスルーして天井から造巣したとしても、棒や簀の子が巣落ちを防止する役目が出てくる。
丸洞・角洞ではこの棒や簀の子を入れた場合には上部空間だけを採蜜できるような構造にする事が必要。
もっとも採蜜しないなら必要はない(笑い)。
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ラオス式の未完成品が2基ある。
他にまったく加工していないラオス式の樹木が1基ある。
すずしくなったらこれらの洞を完成させよう。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
明日にでもラオス2号基群と逃げナイン群が巣落ちしていないか見に行こう。
炭化した木のミツバチ水場も気になる。
雨が降ったらスリップするぞ!
2023/8/9 08:53