2024年6月30日 曇り 気温? 主な作業は草刈り
蜂場の見回りにて、消滅群を発見、回収
巣箱の状況
発見時:出入りが無い、コンコンしても出て来ない。4段重箱巣箱が軽い
分解時:巣全体が四角いまま巣落ちしていた。スムシ繁殖は虫程度、蜜はほとんど無い。スノコ隙間にドロバチの巣があった。
経過
2月中旬の観察時に凶暴性が見られた(刺された)。その後も観察に行くと巣門に10匹程度の蜂が出てきて、周囲を歩くだけで刺しに来る。3月、4月、5月と外勤は少ないが状況は同じ。6月下旬に消滅(逃去)を確認。
考察
おそらく、凶暴性が見られた2月中旬には巣落ちしていたものと思われ、その後も3月4月5月と営巣が続き、6月のスムシ蔓延で逃去を決めたものと思われる。巣落ちに関しては、後で入れた巣落ち防止棒(バーベキュー用竹串)が2段に渡って折れ落ちていた事から、大重量の巣板がいっぺんに2段分落ちたと考える。全体がいっぺんに落ちた事で、ビースペースは確保され、外見上は正常な営巣と区別がつかなかった。しかし、外敵からの護衛のために凶暴性が増していたと考えられる。
まとめ
以上の事から、早い段階(2月中旬)に異変に気付いて対処(上段の撤去と継箱)をしていれば、群は存続が可能であったと推測される。
感想
日本蜜蜂の飼育者として、消滅や逃去は不名誉な事態と思う。これに懲りず観察・飼育に努め、日本蜜蜂飼育者の拡大を志して行きたいものである。