7/17にそれまでの巣箱を脱出し、巨大蜂球を形成した群は、寸前に4段にした待ち箱に自主入居しました。 2段目と3段目の枠には 一応娘達を信じて、簀の子スリットに直角に巣落ち防止棒を入れました。 (巨大群ほど斜め巣板になりやすいと思っていたので、心配でした。)
簀の子の上から観ていると、スリットに沿ってちびっ娘達が顔を揃えていたので、大丈夫だと思っていましたが、巣箱下方からはちびっ娘達に隠れて見えませんでした。 11日経過後の昨日覗いてみると、簀の子スリットに平行な3枚の巣板が見えました。 〔簀の子上から観ると 6枚の巣板を確認〕
右の水色の巣落ち防止棒が2段目の上端近くなので、新巣板の下端は1段目の下端に達しているように見えます。
ところで、この群の4日後に巣箱を放棄して自然回帰を果たした 今期唯一の自主入居群は、下の写真ような綺麗な巣板を残していきました。
まずこの残留巣板を見て 愕然としました。 被覆番線の巣落ち防止棒が嫌われるので、ほとんどを竹製に変更したのですが、嫌われ具合は余り変わらないことがわかりました。
またこのような新規群が残していく巣板は、ツヅリガが卵を産み付けていなければ 貴重なものなので、保管したいと思いました。 幸いツヅリガもアリもまだ寄り付いていなかったのですが、全般的に巣房の底にわずかに残留ハチミツが少しだけ残っていました。 … そのまま保管してもよかったのですが、ちょうどタイミングが合ったので、転居群の膨大なちびっ娘達への給餌を兼ねて 吸い取ってもらうことにしました。
使わなくなった「捕獲した分蜂群の巣箱への這い上がらせ用のスタンド」を引っ張り出してきて、回帰群の巣箱を載せ、転居群の巣箱脇にセットしました。
ある程度吸引が進んでいるようでしたが、ツヅリガの侵入が恐くて 1日で切り上げ、転居群の巣箱の簀の子の上に載せました。 これで アリとツヅリガの侵入はブロックできましたが、1日様子を観ていたところ、残蜜を吸ってくれるのではなく、逆にハチミツを貯め始めた感じ (+o+) ⇒ 元に戻して1日で 残蜜はほぼ無くなり、巣板は回収・保管しました。
ただ 巣板1枚を使って(半分に切って少し弓なりに曲げて)簀の子上に置いてあげました。
簀の子上の空間も大変賑わっていて、すぐに巣板の上端はフィルムに癒着され、貯蜜も進んでいて、盛上げ巣として利用し始めています。