今朝 日課になっている【カリン群】へスズメバチのチェックに行くと、巣門前で狩りをしているスズメバチはいませんでした。 ちょっと拍子抜けしてしまった感じでしたが、何やら頭上からオオスズメバチ以外のスズメバチの羽音が …。 ⇒ 見上げると、カリンの樹に巻付いて繁茂している『ノウゼンカズラ』の花(私の頭のすぐ上)に訪花しているモンちゃんを発見しました。
何でも疑ってかかる性格なので、ニホンミツバチを狩りに来ているのを悟られないように、訪花を装っているんじゃないかと思いました。 でも この写真でもわかるように、肢の付け根辺りに花粉が着いているので、花蜜を吸っているのは間違いないと思いました。 此処への来訪の目的が集蜜だとすると、ニホンミツバチの巣箱への誘引になってしまっている可能性があります (~_~;)
「シマトネリコ」などは、樹液でカブトムシやスズメバチを誘引してしまいますが、「ノウゼンカズラ」は花蜜で誘引してしまうとすれば、巣箱はこれらの樹からちょっと離した方が良さそうですね。
「ノウゼンカズラ」は鳥媒花なので、ハチドリが頭を突っ込んで吸蜜すると 後頭部に花粉が付着するよう、花びらの中の上部に雄しべがある構造になっていて、虫の訪花では生かせません。 蜜蜂の場合は、奥に舌を伸ばして吸蜜したり、花粉を集める場合は雄しべにしがみついています。
ちなみにちょっとピントが甘くなってしまいましたが、モンちゃんが吸蜜している状態が以下の写真です。
尚、ニホンミツバチの「ノウゼンカズラ」への訪花は稀です。 あくまで想像ですが、花の形状がラッパ状で、訪花している(奥に頭を突っ込んでいる)最中に、体の大きな蜂が入ってくると 逃げ場がなくなってしまうことを嫌っている気がします。