京都研究会、参加者の皆様、ご苦労様でした。
最初に当日、会場で聞けなかった事について、2件ほど講師の方と交歓会にて、伺った事がありますので、載せてみます。
まず、ダニの研究者の島野先生に、
私 : 私の所は、田舎なのでイノシシがとても多く、ワナ猟の免許を取り、駆除していますが、先日免許更新の講習会があり、保健衛生関係の県職員の講師から、「マダニは全く食べなくても、1年は生きている」と聴きましたが、本当ですか?
島野先生: 本当です。マダニは動物の血だけを食料としますが、その機会が来るまで長い間何も食べなくても、生きています。
との事でした。 次にアカリンダニ研究の第一人者の農研機構前田先生に、
私 : アカリンダニ対策の民間療法の1つで、最近サンポールが関心を集めていますが、前田先生はどう考えられますか?
前田先生: 使った事がないので分かりません。
私 : これは成分は、希硫酸だったと思うが、蟻酸にせよサンポールにせよ、強酸性の物はアカリンに共通の効果が期待出来るのでしょうか?
前田先生: 硫酸だとすると、もしも販売するハチミツから検出されると、大問題になる可能性があり、心配です。蟻酸の場合でも蜂蜜を分析すると、極少量は検出されますが、そもそもが自然界に存在する物質ですから。
と言う事ですから、しっかりとした希硫酸の残留が検出されるかどうかの研究結果が出るまでは、皆さんも販売する蜜を採る群れには、サンポールは使用せず、使う時はハチミツを販売しない群れにのみ、あくまでも自己責任で使う様にして下さい。
その他の全体的な感想として、今回は女性の参加者が多く、中には北海道から、わざわざお見えになった若い方もおり、「セイヨウを仲間と飼育している」との事でしたし、その他の地区からも、若い(仲には若くはない方も (゚゜)☆\バキッ)方も多く、小山さんとも同意見を話しましたが、徐々に女性達の間でもミツバチを飼う事が静かなブームになりつつあるのかな、と感じました。