近年、年ごとに早まっていた分鋒の開始日が、本年はとても遅れています。
ここ2年間は、3月中の分鋒開始でしたが、今年は3月中には探索蜂を見る事さえありませんでした。4日ほど前に、遠方の蜂場に仕掛けたミスマを付けた待ち受け2カ所に1匹ずつ探索を見ましたが、それ以降は昨日まで探索もなしです。
これは私の所だけで無く、市内の蜂友からも「今年は分鋒がヘンになってるね~」という連絡もあるし、分鋒マップを見ても私達の地域だけ、今日まで全く報告がありません。
私は島田市ですが、藤枝、焼津、旧静岡市内も報告が抜けています。他の地域でこれだけの分蜂報告がある中で、この地区だけ報告無し、と言う事は今までも経験の無いことです。
この静岡県中部地方は、かって2017~2018年頃アカリンダニに因り、今とは比べようも無いほど一時ニホンミツバチが減少した事がありますが、その後数年間は回復基調にありました。でも昨秋から又この地域内にアカリンダニが再燃しています。
私は、友人達の現況報告からも、当地域内で何とか冬越し出来た群も、その蜂数の回復に相当手間取り、全体に分鋒が遅れてきているものと考えています。
昨日からの雨も上がり、本日は天気は回復しましたが、一日とても強風の日だったのですが、ようやく待ち受けに探索が2カ所来ているのを確認しました。遅れていた分鋒も間もなく始まっていくものと思います。