金稜辺を含む誘引蘭の株分けについて、私の独自のやり方があります。その方法についてまとめてみました。
まず、鉢はプラのラン用の長鉢を使いますが、そのままではなく、このようにしてから使います。
底穴をドリルで大きく開け、次に固く焼いた、細い “炭”を
短く割って
それを底に入れます。
この炭は、一度使った物も再利用でき、再利用の根が一部付いた物を必ず一部は入れてやると、ランの生育にとても大事な “ラン菌”が炭の中にたくさん生きていて、それがすぐから繁殖し成長の助けになります。
植え土(コンポスト)は、軽石とバークを自分で配合します。通常は半々ですが、苗に近い物はバークの割合を多くします。それに、“ゼオライト”と言う資材を加えます。
ゼオライトの量は、もっとずっと少ない量でもよいのですが、私の場合は少し多く入れておき、株分けしたランを植え終わってから、水道の蛇口からかなり多い水量でジャブジャブと洗い出しするので、多めに入れておき、かなり流されてもゼオライトが中に少しは残るようにしています。
このゼオライトは鉢物で問題になる「根腐れ」を防ぐ効果がかなり有ります。
もう鉢数は増やしたくはないのですが、昨年全く株分けをしなかったので、今年はある程度までは植え替えしないと、中には根がこのように
一杯になったあげく、空中に伸びて来る、植物学上で言う所の “気根”になっているものもあり、植え替えがどうしても必要になっています。
取りあえず、ミスマ・アルバを9鉢分けましたが、これ以外にも最後に咲いたミスマ アルバが友人のところで2鉢、待ち受けに付けてあるので、それも戻ってきたら株分けします。
鉢は株の大きさにより、5号と6号です。