雄蜂の発見によって暗雲が垂れ込めていたエノキ群ですが、スムシの被害状況も把握しておきたいと考え、2段目の側面を外して内検しました。
この段には巣落ち防止棒はチャリンコのスポークを使っていて、片側は曲がっているので反対側のナットが付いているストレートの方を開きました。とは言えキツキツに入っているので穴を広げなければならず、専用の工具を作るところから。。。
細いステンレスパイプの端部を加工して超ミニのホールソーを製作。これで貫通すればバカ穴になるのであとは巣箱のビスを外せば開きます。
通常は巣板がしっかり接着されているので引き剥がすと大変なことになりますが、この巣箱の事情が事情だからできることです。つらら巣板が落下したことで巣板の接着は限られているはずと読んで、賭けでしたがやってみました。あらかじめ下からの内検で2段目左側の巣板が接着が少ないことがわかっていましたから、あとは思い切って開けるだけです。
貯蜜は少ないようです。巣脾の接着も上の方に少しだけ(ひときわ白い部分)、産卵は下の方に集中しているはず。雄蜂はほとんど見えません。問題のスムシは、、、
見た所、壊滅的な繁殖は見られませんでした!
1段目、2段目を切り離すとか言うのは避けたかったのでホッとしました。最後に巣門まで伸びた巣脾をそれ以上作れないように、ポチさんが提案してくれた「板で止める」をしました。ステンレス板を巣脾スレスレに設置し、作業を終了しました。これでどうするでしょうね。新しい巣板はどこに作り始めるのか見ものです。