{ } このカッコで括った分は私のコメントであり、著者の文言ではない。
読後感:有意義な書籍だと感じた。タウツに感謝。
日誌の最高文字数は8000文字との事。したがって新しい日誌で続ける。
P210 飛翔する前には飛翔筋を震わせ{準備運動}をする
P209 蓋がけされた蛹には{飛翔筋を使ったと思われる}1個の巣房に1匹のミツバチの胸が当てられ巣房を温めている。
P211 胸の熱は巣房に当ててはいるが、漏れてしまう事が多いので、飛翔筋を使っていない他のWが
飛翔筋を使っているWに群がり、熱が漏れないように覆っている。
P213 発熱で体温が43℃以上になり30分ほどで疲れて作業中断するが、しばらくは暖かい
P215 蛹の次の最終齢では蓋がけされるが、全巣房の5%~10%は{特殊な暖房方式の為に}蓋がけされない。
温め係の働き蜂は、まづ巣板の上を走り回り、体を温めてから空の巣房に頭を突っ込んで、ポンピングして自分の体を温める、胸部の体温は43℃以上になる。
常時43℃ではなく、5℃ほど下がる温度の谷間がある。{サーモスタット}
P219 3分~30分で巣房を去る。{温め係の暖房時間は30分でくたびれる}
温め係は3日齢から27日齢である。
P219 貯蜜された蜜は食料が主ではなく、夏は育児巣板を温め、冬は巣を温める為に使う。
貯蜜は食料ではなく燃料である。
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極楽トンボの重大な疑問:夏の巣箱内温度が上がり過ぎて、巣落ちの危険がある。
子育ては夏でもいつで35℃。夏の巣箱内最高温度を何度で抑えるか?分からない。
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P220 採餌蜂は一度の飛翔で50倍のエネルギーを持ち帰る。
P223 温め係は作業後は空腹となるが、貯蜜圏に居る給油蜂が空腹の蜂を探しだし、栄養分の多い蜜
を口移しする。
P224 夏に暑すぎる時は蒸散作用の為、水を運び入れる。
巣房の縁や蓋の上に薄く広げて、旋風行動をする。
温め係は蓋がけされた巣房が1個だけ空の巣房に接していれば33℃で温め、
6個の巣房を温める時には41℃で温める。
参考 生き物達の抱卵温度、日本みつばちは何度かな?
P230 蛹の温度
平均値は33℃~36℃ 30分~60分周期で上下1℃変化
P235 涼しい温度で羽化したミツバチは内勤を好む
暖かい温度で羽化したミツバチはその他の仕事を好む
36℃で羽化したミツバチは賢い
夏蜂は涼しい温度で羽化し、4週(1ヶ月)の寿命
P236 冬蜂は暖かい温度で羽化し、12ヶ月(1年)の寿命
蛹をどの程度の温度で育てるかはみつばち自身が決められる。
P240 ダーウィンは種の起源で働き蜂を彼の理論に含める事は困難である」と、、、
ダーウィンは個々の蜂ではなく、コロニーを進化の対象とした。
P242 雄蜂は未授精卵から発生するので父親はいない。
P266 Qは宮廷蜂にいつも綺麗にされる。
産卵の前に巣房は徹底的に清掃される。
巣のなかで死んだWは速やかに外へ運ばれる。
病気の蜂はWに強制的に処理される。
P266 プロポリスの抗菌性・抗微性を利用する。(抗び?性)
P271 生殖能力のあるQは大顎腺から女王物質を合成し、Wが産卵できないようにしている。
コロニー内の数多い小さな決定が結果としてコロニーの大きな行動を導き出す.
P277 アインシュタインはもしミツバチが地球上から消えたら、人類はあとわずか4年いきられるだろうか?
私たちは、生物の多様性に対するみつばちの重要性について次第に理解を深めつつある。
P278 蛹を育てる温度は偶然にも私たちの体温に近い。
必要な時には狙いを定めた支援をする事でミツバチの存在を維持できる。
みつばちを支援しよう! そして私たち自身を支援しよう!