投稿日:2023/5/3 05:45, 閲覧 567
私の周辺では、近頃第1分蜂よりも、その後が大きいものが、多いように感じています。2022年に分蜂した群れは、第3分蜂が一番大きな蜂球でした。今年、環境研の分蜂調査に参加したこともあり、資料2のように実測してみました。これまでに計測した本年の、2つの飼育場の、3つのコロニーから発出した第1分蜂は、いずれも比較的小ぶりか、または、その後の分蜂と比較して同等のサイズでした。
(注)上図の蜂球のサイズの比較は、この群れに限ってのものです。
■資料1
資料1は、ニホンミツバチ関連本の中から、第1分蜂の大きさに言及した部分を、抜き書きしました。(分蜂は「分封」と関連本の原文、そのママ記述してあります)
➀『「ミツバチ学」 菅原道夫 東海大学出版会P158
分蜂群を構成する個体数の変化
4/26 6000, 5/3 6000, 7/13(夏分蜂)4000, 7/23(夏分蜂)4000, (菅原2000)
4000→5000→3500→5500(菅原2004)
6000→3000→4500→3000(菅原2004)
6000→4000→5000→3000→4000(菅原2005)
規則的に減少しない、増えることもある(菅原2004)
(セイヨウ,回を重ねるに減る。16000→11500→4000(Winston1987)』
➁『「日本ミツバチ 在来種養蜂の実際」日本在来種みつばちの会編 農文協P89
(2)分封が起こる経過とその仕組み 一部抜粋
「➀第一分封 自然分封では母女王群の群れの半数ほどの働き蜂とともに巣分かれする。この分封群は、働きバチが第二、第三の分封よりも多く、女王バチも直ぐに産卵を開始するため早期に強群となる。この1度目の分封群は確実に捕らまえるべきである。』
③『日本ミツバチの12ケ月「養蜂作業ノート」
八ヶ岳南麓日本みつばちの会 2010年6月25日改訂第3版 P24~25
6月 分蜂最盛期~分蜂3 王台の除去 一部抜粋
「分蜂は一般的には元の群れから2~3群が巣別れをしますが、まれには4~5群も分かれていくことがあります。分封していく1群のハチの数は元のハチ群の50%ほどとされていますので、第3分封後の残されたハチの勢力は元の群れの25%ほどとなり、以降の養蜂活動に影響がでるようになります』
■資料2
資料2は、2023年の分蜂群の計測できたものの1つです。分蜂の蜂球のサイズと、分蜂後の巣箱の内部の写真です。サイズと内部の写真の双方は、第1分蜂に、その後の分蜂を大きく上回る多量の働きバチが、参加したことを証明するものではありませんでした。
以上が、わたしの観察結果と資料の抜粋です。私の観察結果は、狭い地域の、かつ短期間の小数の群れの分蜂の動向です。これが他の地域や、全体の傾向を表しているかどうか、心もとなく感じています。第1分蜂群の見逃しも否定できません。1回目に視認した分蜂群が、第2分蜂以降だった可能性もあります。 (>_<) どうぞ、みなさんの観察の結果をお知らせください。可能なら、一番サイズの大きいものが、第一分蜂群のどの程度の割合だったかも、ご教示いただければ幸いです。よろしくお願いします。 (^.^)/~~~
追伸
このことを知りたい理由は以下のようなものです。初めて飼育される方に分蜂群お譲りする場合、第一分蜂群が交尾済み女王で、かつハチ数も多く飼育しやすいので最適と聞いています。このことから2つある有利な条件の1つが無くなるとすれば、交尾済み女王の加齢を考えると、第一分蜂群が、必ずしも譲渡に優位とは言えないような気がしています。M(__)m
yamada kakasiさん おはようございます。
私の今年の分蜂群は母親女王が異常に大きい群れでした。第二、第三分蜂まで確認していますが第二以降はほぼ、同じぐらいです。
譲渡の条件とされるなら第一が良いかは分かりませんが、第二以降は交尾飛行などのリスクもあり、一長一短ですね。蜂数が多くても女王蜂の能力低下などもあるかもしれませんが、思ったように育たなかった経験もあります。
『小さく生んで大きく育てろ』と言われているように、ミツバチも小さい群れが大きくなることも多いようです。
こんにちは(^^)
少ない3年目の経験からしか判断出来ませんが、やはり第1分蜂に大きな蜂球の事が多いように思います。
ただ強群に限っては第1、第2分蜂の大きさには差が無いように思いました。
中規模群以降はその差が顕著にみられる様に思います。
また中規模群は明らかに第1から順に小さな分蜂になっていくように思います。
一説では老齢の女王分蜂にはお付きのワーカーは少ないと聞いた事がありますよ。
私は初めて養蜂を始める方へお嫁入りさせる群は1歳母親女王と長女女王の2群を差し上げるようにして居ます。
理由は未婚女王はそれなりにリスクもあり、母親群はその保険の為に差し上げています。
養蜂を始めたばかりの方に出来るだけ飼育し易いスタートを切って頂きたいと願っております。
同じ敷地内に同系列の女王が複数群居ますが、やはり交尾状況によっても産卵数がかなり違って来ますね。
今年から血が濃くならない様に2キロ以上離れた場所の強群の群を混ぜる事にしました。
同じ血統だけでの養蜂は群の弱体化に繋がるのではと懸念しております(-。-;
今年は3年目の役割として沢山お嫁に出しましたよ〜w
養蜂3年目の役割は果たせたかしら…w
yamada kakasi様 こんにちは❣️ 私も同じような事を感じていました。
群れによって違いますが、必ずしも第一分蜂が最も大きいという事は無さそうです。
今年、環境研の調査に参加し、蜂球の大きさを測りましたが、第一分蜂より第二分蜂の方が大きいものがありました。
この事から考えると、譲渡する場合、女王蜂の年齢を考慮すると、必ずしも第一分蜂の方が有利で有るとは言えないと思います。寧ろ、年の途中で巣が消滅するリスクとその後の差の成長を考えると、第二分蜂以降の分蜂の方が良いように思います。
yamada kakasiさん こんにちは! 第一分蜂とか第何分蜂とかは、大した問題ではないと思います。一般的に二年目の女王群と巣を引き継いだ末っ子女王群が強勢群になる割合が多いと言われていますが、一番大事なことは、女王蜂の〝産卵能力〟だと思います。どれだけ沢山の♂蜂と交尾できたか?が、重要だと思います。分蜂群が大きくても女王蜂の産卵能力が低ければ、やがては衰退して倒れてしまいますので・・・。
山田さん、こんばんは!
2024/6/16放送の「所さんの目がテン」
分かり易く説明されていました。
2023/5/3 06:54
2023/5/3 13:31
2023/5/3 12:39
2023/5/3 13:07
2023/5/3 13:20
6/18 03:23
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
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papycomさん おはよざうございます。(^.^)/~~~
大変貴重な情報とご意見をお寄せいただきありがとうございます。やはり、一般によく言われているように第一分蜂ば一番大きく半分以上でしたか、私の観察はどうも一時期の極所的なもののようですね。第二分蜂以降の交尾飛行のリスクも大きいですね (*^。^*)
2023/5/3 08:42
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
ブルービーさん おはようございます。返事が遅くなり申し訳ありません。大変貴重な情報とご意見をお寄せいただきありがとうございます。(^.^)/~~~
わたしは、最近の自身での蜂球の確認と計測、ルアーの基となるキンリョウヘンの研究をされた菅原道夫氏の著作にある分蜂数を構成する個体数の変化や、「規則的に減少しない、増えることもある」(菅原2004)を見て、仮説してみました。m(__)m ひょっとしたら今年の環境研の分蜂調査で、全国的な統計的数値が明らかになり、わたしの愚問が解消されるのではないかと、密かに期待しています。(^.^)/~~~
私たちの会では、譲渡に関しては第一分蜂群がより良い言う人と、第二分蜂群がより良いと言う人に分かれています。(;^ω^)
2023/5/4 04:42
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
ふさくんさん おはようございます。返事が遅くなり申し訳ありません。昨晩は不審者のように夜間まで相棒とハチ場を徘徊していました。大変貴重な情報とご意見をお寄せいただきありがとうございます。(^.^)/~~~
(ノ・ω・)ノ オオオォォォ-ー 第5分蜂まで観察されたのですね。大変貴重でためになる動画と画像をありがとうございます。目をしっかりと見開いて拝見させていただきました。(*^。^*)
たしかに最近は母親群の夏分蜂は多いですね。昨晩も相棒と同じ話をしていまいた。分蜂した交尾済み女王第一分蜂群(ビックママ)も、リスクが多くなりました。
追伸
木の幹に直接ルアーを、のろいの藁人形のように直付けするのを、初めて拝見し目が点になりました。さすがルアー大人買い。良い環境でしいくされていることは、羨ましい限りです。(*^。^*)
2023/5/4 04:58
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
niyakeodoiさん おはようございます。返事が遅くなり申し訳ありません。大変貴重な情報とご意見をお寄せいただきありがとうございます。(^.^)/~~~
「一般的に二年目の嬢王群と巣を引き継いだ末っ子女王群が強勢群になる割合が多いと言われています」これは初耳でした。ありがとうございます。たしかに女王バチの産卵能力は有力なコロニー維持の要素の一つですね。(*^。^*)
2023/5/4 04:47
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
ハッチ@宮崎さん おはようございます
1年前の質問、覚えていていただき恐縮です。質問した本人さえ忘れていました。(*^。^*) 「所さんの目がテン」の放送はハチともからも、視るように勧められていましたが、忘れてしまいました。あらためてお礼申し上げます。38qa.netも、すっかりご無沙汰しています。
今年は梅雨入りが、早いとの長期予想でしたが、いつもより遅いようです。天候不順が続きます。お体ご自愛下さい。
6/18 10:31
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
Michaelさん おはようございます。返事が遅くなり申し訳ありません。大変貴重な情報とご意見をお寄せいただきありがとうございます。(^.^)/~~~
やはり、第一分蜂群が大きいですか、私の周辺の狭い範囲内の短期間の状況は、これは、あるある認知パイアス 「人は、自分の望む見たいものしか見ない」結果ですね(>_<)
ニホンミツバチの交配は、雄バチの集合場所(DCA)の存在で、ある程度、近親交配が避けられているようです。ただ、交配場所がDCAがすべてではないことや、そこに集まる同女王系列雄バチが多数を占めれば、近親交配は、避けられないかも知れません。わたしたち会でも、このことをMichaelさん同様に憂慮しています。できるだけ、半島内と県内で女王の交換をしたいと思っています。残念ながらアカリンダニ寄生とコロナ禍で思うようにできていません。また、移動には地域特性をもつ種に配慮が必要なきがしています。(>_<)
追伸
過去に近親交配に関して質問していました。
https://38qa.net/73302
2023/5/4 04:19
スタートは養蜂をしたくて始めた訳ではありません。 どちらかと言うと自宅へ毎年何回も分蜂して来るので仕方が無く養蜂を始めました。 敷地内古墳から自然巣からの分蜂入...
niyakeodoi
島根県
家敷内と畑で4群を管理していますが、増せば心配の種も増えるので5郡くらいに留めておこうかな~と思っています。・・・知らんけど!!
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
papycom
栃木県
会社を退職し、自由気ままな生活ですが、巣箱からの蜂の出入りに 癒される毎日です。2019年から養蜂スタート。 2024春 ダニや女王蜂不良で飼育群全滅 0~のス...
ふさくん
岡山県
令和元年、自宅に知人が巣箱を置くと直ぐ入居。それを知人が持ち帰り、代わりの巣箱を置くと1週間後位に入居。 これにより自分で飼育する事を決意。 日誌参照→http...
ブルービー
福岡県
昭和29年、福岡県京都郡みやこ町生まれ。(現在もみやこ町在住) 令和2年に二ホンミツバチさんが2群来てくれ、養蜂開始 ユーザー名は、ブルービー(幸せの青い蜂:ナ...