天候曇り夜から雨(昨年も一昨年も晴れ)最低気温15度、最高気温24度。
私が自然入居に拘る理由は何なんだろう?当然1群でも多く捕獲したい心情は有るのだが、強制捕獲までして群を増やそうという気は起らない。用意した巣箱を気に入って入居してくれたらそこからのお付き合いが始まり、気にいらなくなったらさっさと出ていくという人間の思い通りにならないことに楽しみを見いだしているのかも知れない。古代から脈々と自然の中で逞しく生き延びてきた日本ミツバチに対して、中途半端な知識で介在しても果たして本当にミツバチのためになっているのだろうか?と思うことがある。
まず最初にみつばちにとって喜んで自主的に入居してくれる巣箱作りから始まる訳だが、入居に関してだけ言えば野生群を8群も自然入居出来たことは今年は合格点が貰えそうである
ちなみにハイブリッド>角洞>重箱の結果であり、巣落ち棒に関しては有ろうが無かろうが関係なく入居している。ただ、ハイブリッドの入居率が高いのは自分で考えて優先順位の高そうな場所へ重点的に設置し、入居後は次の優良候補地に設置替えしている事も影響があることは確かだと思う。
次に配置場所の選定であるが、今年は入居した場所で飼育することにしてあるので、結局8ポイントの場所で自然入居があったことになる。基本的には前が開けていて、山際であり、斜面か崖状の一段高い場所で、多くは目印となるものの近くであるが、そうでない所もある。昨年は入居があった周りが木に囲まれている所には今年は入居が無いことは疑問に思うが、周りを木々に囲まれた山頂付近は探索すら来ない。巣箱間がわずか2m程度でも問題なく入居している。
誘引剤はルアーのみだが、巣門周辺、底板、箱の天井及び巣箱内部にも蜜蝋は薄く塗ってある。
根本は自然豊かで巣箱が何であろうと、場所がどうらろうと取り敢えず新居と成り得ると思って入居しているだけかも知れないが、自然入居の場合は逃去される可能性が低い点が利点である。出来るるだけ手間を省き、自然に任せるのが私のスタイルに合っているのだろう。
今日の一枚(世界遺産 古都アユタヤ:タイ)
タイは女房の友人の夫が仕事で駐在していたことから訪問。ご主人の立てた旅行計画に従ってタイ国内を専用運転手付きで案内してくれ、非常に楽であり、楽しく、有意義な思い出が出来た。