清.佐
福岡県
投稿日:2020/5/19 01:26, 閲覧 806
最終形状は次のタイプです。
上⇒標準タイプ 下⇒巣門枠分嵩上げタイプ
標準タイプ
巣門枠分嵩上げタイプ
上部飛び出し250㎜に対し160㎜と短く、下部に90㎜支柱分下がった為です。
今年の分蜂も終了に近づき、継箱の準備を始める時期になりました。当方では昨年来、試作を繰り返して来た日本蜜蜂の重箱式巣箱リフターの開発を進めて来ましたが、目標の[継箱作業を短時間に一人で・蜂達を痛める事無く行え・リフター移動が容易に]を、前回紹介品でほぼ達成しましたが、製作時のばらつきや製作時間の短縮を目指して更なる取り組みで、満足のいくリフターが完成しましたので紹介します。
◎持上げ対象巣箱の寸法(要望が有れば使用巣箱に適合したリフターを製作できます)
1.飼育巣箱幅・・・・・・ MAX300㎜
2.持上げフック幅・・・・ MAX350㎜
3.巣門枠幅・・・・・・・ MAX360㎜
4.最大持上げ重量・・・・ MAX 70kg(設計値)
5.巣箱持上げ幅・・・・・ 300±40㎜(*巣箱フックの位置で変化)
*1.このリフターは、巣箱外側寸法275×335㎜用で、ビールケースを巣箱台として用いた場合を想定したリフターです。巣箱の設置場所が傾斜地でも巣箱の両端が平で有れば (最大400㎜)有れば使用できます。
*2.巣箱の持上げは、ウインチギヤー比1:3とホイストロープで荷重の1/6に軽減される為ウインチの操作も軽く、巣箱の上下移動も安定しておりミリ単位で調整できる為、蜂を挟む事無く一人作業が行う事ができます。継箱作業時間は約15分で行えます。
*3.軽量巣箱リフターの総重量(標準タイプ約8kg)オプションタイプ(巣門枠分嵩上げ)約9kg前後と軽い作りです。
< 特 徴 >
1. 巣門枠(底板可動式など)が高いと巣箱持上げ幅が減少する為、底辺バーに下駄を履かせ巣箱フックの位置を低く取り、持上げ幅を大きくした。但し、ホイストロープ部は既存寸法を維持し、全体を大きくせずに安定度をキーイプした。
2. 前回紹介した試作品と変わった点は、巣箱フックを持上げる機構をリニアースライドを用いた事で安定度と精度が向上した。4個のローラーでの搬送も問題は無いが、製作時の穴加工精度と調整に時間を要する為改造した。
3. 安定性は、巣箱フックを吊上げると上部滑車及び横フレームに荷重が掛かり、上部横フレームを支える巣箱を挟む両2本フレームとリニアースライド支柱で巣箱の重量を受け止めている為、支柱の安定が巣箱の安定に繋がり蜂を驚かす事無く巣箱の上昇を可能にし、吊上げ吊り下げ精度も3㎜以内を可能にしています。
*製作希望者はメッセージBOXより連絡下さい。
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