前回のAY巣箱群の続きです。
内検は後回しにして、底板のみスムシがいないか確認したのは8月4日。
たくさんのミツバチがいてきれいにしていたようにみえたので安心していました。
次に見に行ったのは9日後の昼近くだったのですが、到着すぐに巣箱を載せる台として使っていた古巣箱にミツバチの張り付きを発見!
出所は涼んでいる蜂の張り付きがなくなり出入りも減っている15メートルほど離れたAY巣箱からだとわかりました。
他の巣箱も見廻ると、探索蜂が2か所の待ち箱に出入りしていたので、女王蜂が虫食い穴目立つぼろ家を嫌って入らないのかなと思い込み、上蓋を少しずらして隙間から上がり移れるようまともな巣箱を載せてみました。
しばらくすると、小気味良い分蜂音と共に飛び交い
張り付きのミツバチも吸い込まれるように中に入ってくれ、
私をやった~気分にさせてくれました。
しかし!
え~~(-_-;)の翌早朝が待っていました。
再びの引越しです。
派手に上空を待った後、分蜂板に付くものと近くの待ち箱に入るものとふたてに分かれました。
分蜂板に付いた蜂球だけで通常の倍以上!
その蜂球は一時間ちょっとでほどけ、またもや上空を旋回した後、入居していった巣箱に入るのかと思いきや別の待ち箱へと。
内径20.5㎝×20.5㎝×26.4㎝ 厚さ1.9㎝の極小巣箱で、
ぜんぜん群れの大きさにあってないってば!
はみ出し多くどう考えても小さかろうと、ひとまわり大きい箱を足さずにはいられませんでした。
実は、前日に分蜂直後だと思ったのは勘違いで逃去と判明。
しかも、穴々をふさぐように張り付いていたのは一部のミツバチで、大群の大半がすでに入居済みだったよう。
やれやれと夜にぼろ箱の蓋を抜き取ったのですが、その蓋裏には蜜をため込んだ手の平半分ほどの大きさと少し小さい巣が作られていて、蜂玉と共にどさっと落としてしまうという失敗をしでかしてしまったのです。
女王様無事であって欲しい。
そして再々引越しはないことを祈りつつの長い時間・・・・
黙々と頑張っていたであろう巣作り・蜜集め・水運び・風送りに続いてようやくの花粉搬入が確認出来たのは、最終入居から6日目の午後になってからです。
数多くのミツバチが時騒ぎ以上に舞った後、
急にエンジンがかかったかのように、外勤のミツバチが活発に出入りするようになり、20~25匹に1匹が花粉を持ち帰るようになりました。
余計なことをして、ミツバチたちのペースを狂わせたにも関わらず、私たちから学んでねとメッセージを受け取りました。
近くに居残って野生種の自然の中に生きる醍醐味を教え続けてくれるのかもしれません。
見えている巣落ち防止針金は4段目と5段目、入居6日目です。