台風の強風ではなかった。熊だった。ほたんさん、正解!300ポイント獲得!
リアルくまのぷーさんが出た。
体調が悪く検査入院している地主さんから巣箱がテーブルから落ちているとかみさんが言っていると電話があり、ショックと心配でほとんど眠れない夜を過ごした。
重いことになるといけないので、妹についてきてほしいと頼み郡上へ向かった。
これらの写真を何度も見て、「突風で倒れたと思えないんだよね・・・」と妹と話しながら山へ。
現地到着。小屋を確認。
明らかに突風で落ちたのではない。
そこへ、地主さんの奥様が来てくださり、興奮した様子で「先週の巣箱やられたところ、また今朝やられたらしいの。今度は本当に家に沿わせておいていて、完全に固定してあったので動物と思えない。人間じゃないかと疑っているみたい。」と言われて
妹と私は「人間?!?!人間?!?!人間?!?!?!?!」戦慄が走る。
あ!外にある私の末っ子の箱は?!
乗せてあったビールケースとその間に箱がバラバラに置かれていた。中身はからっぽ。
その間の草むらは平らになっており、ハチミツを楽しんだ様子がうかがえる。
<熊であることの確信の写真その1>
人間であってほしくない妹は、ひっかき傷を発見し「熊ですよ!熊!」(少しほっとする。)
少しづつ小屋の中を片付ける。
引き裂かれた箱。箱を壊されるのも頭にくる。箱の板買ってきて組み立てるの重いんだってばよ!!
こちらの巣箱にはまだハチ子たちが残っている。女王蜂がいるに違いない。
底板、巣門。1箱の空箱、そしてこの巣箱をその上に。それは今も腕が振るえるほど重かった。ハチ子たち怒っているし、だいぶ犠牲を出してしまった。
もう1段空箱を入れたかったが、その上には到底乗せれる重さではなく、地主さんが復活後手伝てもらうことにする。
蜂が入りきらないため、空箱を1段上に乗せて天井を少し開けて入れるようにした。今週末は仕事でいけないから来週末までなんとかこの形でしのいで欲しい。
<熊であることの確信の写真その2>
針金の巣落ち防止棒が丸く湾曲している。ここに頭を突っ込んでハチミツを食べたと思う。
リアルくまのプーだ。
巣落ちを何度も経験している私はテーブルから落ちたのであればハチミツが床に流れ出て掃除が大変だと思っていたが熊はきれいに食べていったため、床はほとんど汚れていなかった。
小屋を完全にコンパネで閉鎖し、帰宅する段階での巣箱の様子。ここまで入ったが、入りきらない蜂たちが外に出ている。
巣落ちの時もそうだ。あなたたちの女王がそこにまだいるのであれば、自分たちで巣を復活させてくれると信じている。熊が入ってこないようにするくらいしかできないが、なんとか復活を手助けする。
現場を見て1群は助ける手伝いができたことにより、少し現実を受け入れられそうだ。
何より、本当なら巣箱置くから熊がくる!全部どこかに持って行ってくれ!と言われてもいい状況なのに、「自然ではこんなこと蜂たちにはよくあることなのよ!」「熊対策に何かするなら倉庫にあるものなんでも使ってくれたらいいからね!」と、私が落ち込まないように励ましてくれる地主さんの奥様には本当に頭が下がる。人間の器の違いを感じる。
妹とは名古屋群を含め、安全に飼育する策を考えることにする。