水曜日に巣箱を確認し、1群は箱を戻した。
しかし、水曜日の夜から再度熊の訪問を受け、今日まで毎日めっちゃめっちゃにされ続けた。
扉にはコンパネを打ち付けてあったため、この窓から入った模様。
足跡からいうとまだ子供、小熊である。この窓を登ろうとして四苦八苦した様子を想像すると微笑ましが、笑えない。それは・・・
ご近所で同じ被害に遭っているニホンミツバチの飼育者の方とも話をした。熊撃ちの人頼もうか?という地主さんの奥様にその方が「他言無用で!このまま私たちの蜂はいなくなって終わるから。もう何も誰にも言わなくていい。この地域の人に熊がくるのは蜂を飼っているからと言われたらもう2度と蜂を飼えなくなる。もう何も言わなくていいから。」
「!!ですよね!!(げー!ミツバチQAに書いてしまった。結構日本全国的にここで熊被害が出ていると知られてしまっているぞ。大丈夫か?私??)」
みなさま、他言無用でお願いいたします。
今日現場に向かうとこの助けた群の巣箱はあちらこちらに散らばっており、ぱっと見は逃亡しているかのように見た。しかしかなりの数の蜂がバラバラにされた巣箱の間に残っていたためダメ元でもう一度くみ上げた。みな巣箱の中に入っていく。女王蜂はいる。巣箱の置いてあった位置ではないところの隙間に巣箱を置き、高い位置の窓を開けて、ここをコンパネで塞ごうと思った。
元のところにまだまだ蜂が溜まっていたのでそれをチリトリですくい巣門に持っていくを繰り返した。集めたハチ子たちはどんどん巣門から入っていき・・・またこの群を守りたいと思ってしまう。明け渡すって言ったのにね。
一息ついて水分補給をしていると・・・後ろで相当な羽音がする。
「あー、ですよねー・・・まぁお前ええ加減にせいよ!!ですよねー」
逃亡開始。
笑ってしまう逃亡シーンなのでビデオを撮った。
突然の逃亡。号令をかけたのは誰だ?バラバラになっていた蜂たちも全部消えた。
近くの木にとまった。5段に入っていた蜂の数、だいぶ死んだがまだまだすごい量だ。
私の初めての分蜂シーズンに自然入居のすごいシーンを見せてくれた群(この箱に今も入っていた)今年山の上で初めて越冬できた可愛がってきた群。さよならを言うのがつらいが、それが自然だ。
一応、置いてあった待ち箱で15センチ×30センチ 5段積んで置いてきた。
ここに入ったとしても今の私には熊対策は何もない。同じ目に遭ってしまうので山の中に大きな洞を見つけてくれ。もしかしたら今からでも越冬できるかもしれない。
来年、この地域の人たちからクレームが入ることがなくまた巣箱を置かせてもらえるなら何か対策を取ろう。