年末にアカリンダニ症状と思われる群が何とか持ちこたえてくれないかと思って対応したが、年始には少数の蜂がかたまって全て亡くなってしまっていた。
越冬・復帰出来なくて残念だが、採蜜し蜜蝋作りをすることにした。
炊飯器の保温温度設定はメーカー・機種によって違うが
高めの保温温度:約72~74℃ 低めの保温温度:約60℃
蜜蝋の融点が62 - 65℃
なので、高温保温で何とか蜜蝋を溶かせるのではないかと考え、
『地元でゆずりあい!! ●●●●』 のサイトで見つけた一升炊き炊飯器を譲ってもらった。
試しに少しの巣屑を釜の上に置いたボールに入れて高温保温すると、蜜蝋が溶けていた。
これは使えると思い、ボールにクッキングペーパーを敷いたザルを載せて圧搾後の巣屑を入れて保温。
みごとボールに液体が溜まっていたので冷ました。
うまくいったと思いきや、何故か冷えても黒っぽいままで上の方にほんの少し黄色い膜が張っているだけ。
恐らく保温温度の設定は釜の温度でみているので、キッチンペーパーやザルの熱抵抗で十分熱が伝わらず、黒蜜だけ分離したものと思われる。
釜に直接巣屑を入れると溶けると思うが、一度で残屑も取除きたかったので、結局釜に少し水を入れて炊飯した。
今度は、溶けた蜜蝋がボールに溜まっていて、型に入れて冷やして、見事完成。
結論的には、一度に大量の処理は出来ないが、炊飯や高温保温することで、蜜蝋の精製は可能である。
保温モードが切替可能な炊飯器では、先に低温保温で黒蜜を分離させ、その後で高温保温か炊飯で蜜蝋精製もありだと思った。