桜開花情報とミツバチの分蜂には関係はあるのでしょうか
古い記録を整理していたら、過去の2016年の古い資料がでてきました。
❶「開花日」と「満開」の違い
過去2016.3.21資料 気象協会発「2016年の名古屋の桜の見ごろ 満開予報」です。
あたりまえですが、桜開花日(気象庁と民間気象予報機関は、指定の標本も開花の確定手法も異なり、同じ地方でも違った開花日となる)と、一般的な開花のイメージの満開日とは、以下の図のように、かなりの時間差があります。(名古屋)
❷桜開花前線 と ミツバチ分蜂マップ
下表は、愛知県知多半島の、1ハチ場の記録に過ぎません。
初分蜂過去データでは、名古屋気象台の桜開花宣言より20日後が多い
2015年以降の資料が見当たりません。資料を消去したのが止めたのか定かではありません。。
分峰マップと桜前線
以下の図は、2016年3月15日前後のQAの分蜂マップと、民間予報会社ウエザーマップの桜前線です。
❸大外れの分蜂予測
初分蜂は、前記❷に拠り3月19日から20日後の➡4月8日頃と予測しました。(当日の気象により前後することも予想されました)
分蜂の結果は
実際は、私たちの飼育群で一番早かったのは、2016年3月15日です。初分蜂してしまいました。
開花の結果は
2016.3.21現在 日本気象協会発表「福岡、名古屋、東京」は開花と確定
(上記の民間会社ウエザーマップでは、名古屋は3月19日開花確定)
少ない情報や観察だけでは、納得できる結果は得られませんでした。桜の春は一番分蜂が多い季節であること、私たちの地域に限っては、桜の散った後に、分蜂のピークが到来するようです。桜の開花から、他の方法より正確な分蜂の情報を得るのは、当面期待できそうにもありません。