2/28の日誌で 「自宅N2群の継箱」を示唆しましたが、今年は親戚のA4群も後を追って分蜂しそうなので、できれば 自宅群は早めに始まり、親戚群は少し遅れて オーバーラップ期間を短縮したいと考えました。
自宅群は継箱のタイミングですが ちょっとこらえて窮屈な思いをさせれば少し分蜂が早められ、親戚群は効果的なタイミングで継箱すれば(2~3日でしょうが 環境の変化で)少し遅らすことができるのでは?と目論みました。
親戚群への継箱は、効果的なタイミングでないと意味が無いので、以下の日程表(基礎版)を作って探ってみました。
分蜂スケジュールの始まりは 長女女王様の出房(羽化)の寸前がデッドラインですから、分蜂発出をためらっていると 悪天候でもその直前に分蜂せざるを得ない羽目になります。 出房のタイミングを決めるのは勿論産卵の〔働き蜂が女王様にこの王椀に卵を産み付けなさい!と指示する〕タイミングです。
一方 我々が感知できるのは、「雄蓋の落下(初回なのか/本格的なのか?)」、「雄蜂の発出(初の1匹なのか/複数なのか?)」、「探索蜂の活躍」などで、ばらつきはあるものの雄蜂絡みの現象を頼らざるを得ません。
私のずぼらな計算では、「雄蓋の落下/雄蜂の発出」から「分蜂」までのリードタイムを 18~20日として、長女新女王の卵が産み付けられるのが14~15日前、つまり 最初の本格的な雄蓋の落下から3~6日後に長女女王になる卵が産み付けられることになります。
よってA4群で初の本格的な雄蓋落下を確認したら、2日以内に継箱をしてみようと思いました。 遅延効果は恐らく2~4日程度と思われ、かつ正確な効果把握は不可能なのが難点です (>_<)
そんな皮算用計画を立てた途端に、全てが崩れ去りました。 N2群の巣脾は盛上げ巣からの転用もあってか急速に伸びてしまい、やむなく3/06に継箱(限界でした)。 ⇒ 親戚群も同様になりそうなので、同日に継箱となりました。
… ということで トライアルはできませんでしたが、その後の状況としては、自宅群の雄蓋の本格落下は3/11、親戚群の雄蓋落下はまだ確認されていません。 … 何も操作しなくても ちゃんと分蜂期間はズレてくれそうです。!(^^)! … 油断は禁物ですが、・・・。
いずれにせよ、野生種のニホンミツバチに 人間が何か操作をするのはタブー(彼女達の遺伝子を崇拝すべき❕)だという思いを改めました。 決して人間のペットではありませんから…❕
「探索蜂」は外しましたが、飛ぶ場所や飛び方を観察すると、分蜂がもう近いと察することは可能だと思います。 かなり早い時期から訓練目的で飛んで 私もよくスキャンされますが、 最初はぎごちないものの、3-Dスキャンのドローンと同じような飛び方ができるようになれば、分蜂間近だと思います。