自宅で営巣している4群のうち すでに2群はアカリンダニ罹患で死滅してしまい、その後を追うかのようにアカリン症で蜂数が激減し、復活を願っていたN1群を内検しました。
現在本巣部5段+盛上げ巣枠+給餌・施用枠となっていて、簀の子上の盛上げ巣部分には数匹の蜂のみ。 巣門扉から上を見ると 巣板間に小さい塊を確認。 巣箱に巻いていたアルミシートを外して久々に観察窓から覗き見しました。 すると 1段目と2段目の枠には 想像していたより結構多くの蜂さんが元気そうにしていて、思わずガッツポーズしました。
1ヶ月前には 巣門を出入りする蜂は少なく、そのほとんどは(飛べる)立翅・Kウイングで、花粉搬入は少々。 巣門扉を開けても蜂の姿はほとんど見られず、シマリングもなく、不安が募りました。〔本心は復活を願いながら、諦めもありました。〕
3月に入ってから状況が少しずつ変わり、出入りする蜂が増え、立翅比率は下がり、現在2割程度。 また 扉を開けると聞こえるシマリングの音が大きくなってきました。
もしこの群が アカリンダニ罹患による蜂数減少 から回復するとなると、先に逝ってしまった2群と何が違うのか? 自分なりに考察してみました。
*消滅2群は速いペースで蜂数が限界まで減ってしまい、1~2月のまだ寒い時期に復活が難しい状況になってしまったと思います。 … 一方この群は減り方は同様でしたが、恐らく時期に救われたのではないかと思います。
➊一番は『時期』 つまり『気温と蜜源』が大きく影響しているように思えます。 何と言っても野生種の彼女達ですから、生き抜くための「集蜜活動」+「ハチミツ製造活動」ができるようになると、産卵・育児も進み 底力を発揮するのではないか?
➋それと これは効果の検証はできていませんが、2月下旬からの変化点では、「メントールクリスタル」は昇華わずかと思いますが 12月から入れてあり、変化点には入らず。 3月初から試したのが 「マイエンザ」と「レタスの搾り汁」を加えた砂糖水の給餌です。 … ただこれは あくまで参考レベルの情報で、効果のほどはわかりません。
※何で「蟻酸」や「シュウ酸」を使わないの? と言われると思いますが、この冬 自分としては 『これらの薬剤は絶対に使わない!』と 決めました。
※楽観視はできませんが、この群の分蜂は全く無理ではなく、6月あたりにしてくれるような予感がします。 油断禁物なので、盗蜂をブロックするのを助けるため、巣門幅は狭めたままにしています。 … 願わくば、1段目・2段目に居た蜂が盗蜂ではないことです。