巣箱の移動のタイミングは、採餌活動のため外出した全てのハチが巣箱に戻った時、「陽が落ちて暗くなった頃から、ハチが活動を開始する未明まで」というのが定石のようです。
ただ、この時間帯は暗闇で、移動作業を行うには不向きです。加えて闇の中で刺激するとハチも攻撃的となります。何かアクシデントに遭遇しても、夜間では対応が遅れます。この解決のため、下の写真「脱蜂器」を使用してみました。
販売先の「脱蜂器」の説明書は以下の記載が、なされています。
【主な用途は、早春や秋期など、盗蜂が発生した場合に使用します。盗蜂の加害群は(ほとんど強群)は弱群に侵入し、継続的にその群れの貯蜜を奪い続ける為、大被害を受けた時には全滅します。そのために巣門脱蜂器を被害群には中から外向けに、加害群には外から内向きにセットして、一旦両軍の働きバチを引き離し、どちらかの群れを2㎞以上離れた場所に一時(最低半月以上)移動して、盗蜂癖が完全に収まったら、元の位置に戻してやりましょう。】
そこで、移動する群れを加害群と見なし、「脱蜂器」を外から内向けに巣門にセットして、一旦巣箱に帰ってきた群れ共々、全てのハチを外出させない監禁作戦です。赤い線が外勤から帰り、巣箱に入る働きバチの動線です。だだし、これは前述の「脱蜂器」説明書に沿えば、用途外使用です。もし使用されても、結果は自己責任の範囲内となります。
私が、小雨と晴天時の短時間(1時間程度)、2回試用した限りでは、微妙な感触です。短時間であること、2回しか試用していないこと等々、評価するには無理かもしれません。
私と同様に、巣箱移動のために「脱蜂器」を、使用された方はいませんか?
使用後の感想を、ご一報いただけると助かります。よろしくお願いします。!(^^)!