採蜜後に残った巢屑ですが、水洗いを数回繰り返した後で、蒸し方式にて作った粗蜜蝋が沢山集まりましたので、粗蜜蝋を精製して蜜蝋を作りまして。
粗蜜蝋を溶かす為の卓上コンロと片手鍋に、プラスチック製で安価な計量カップ(1000ml)を、用いて粗蜜蝋を溶かしました。湯煎での作業の事も有り、プラスチック製の計量カップでも問題無く使う事が出来ました。
溶かした粗蜜蝋を濾すディスポフィルターです。HCへ漏斗を買いに行ったのですが、塗料を濾すディスポフィルターが目に止まってしまい、迷いながらも安価な(55円/1個)商品でしたので購入して使ってみました。
ディスポフィルターは、非常に網目の細かいフィルターですので、内部に溜まったゴミが蜜蝋で固まった場合の始末が気になり、内側に油濾し紙も使ってみました。
100均で粗蜜蝋を精製した後に形成するシリコン製の容器を探しましたが、買物に不慣れなせいか見つける事が出来ず、HCで探した所、シリコン製のスチーマーを見つけましたので、これを流用しました。
シリコンスチーマーの中に濾した蜜蝋を流し込みますが、ディスポフィルターの編目が細かい上に油濾し紙を利用した事も有り、型に流し込みが終わる頃には油濾し紙の中で蜜蝋の硬化が始まっていました。よって、毎回、油濾し紙を交換して作業を行いましたので、結果としては、ディスポフィルターは必要無く、漏斗と油濾し紙で充分ですね。次回はディスポフィルターのフィルターを外して行って見ようかと思っています。
欠かせないと感じたのは、脱型が楽な上に形成した蜜蝋に割れが生じ無いので、形成容器はシリコン製がベストですね。型枠から剥がれ易く、自己収縮が拘束されない為に割れが生じないと思います。生コンのひび割れと同じ原理ですね。
精製した蜜蝋です。重さはバラバラになってしまいましたが、綺麗な蜜蝋に精製出来たと思います。全部で930g程有りました。
蜂蜜と共に蜜蝋も蜂さん達の努力の賜物ですので、精製した蜜蝋を使って周囲に喜んで頂ける何かを作りたいと思います。
何が良いでしょうね・・・?。