このサイトで、アカリンダニによる被害が多くあるとが言われ、その対策として自己責任でメントールを使用する事が取りざたされており、私もメントールを使用している一人ですので、所管官庁の見解をしっかりと確認したいと思って問い合わせを行ったところ、この事案に対する見解が、各官庁から示されましたので、取り纏めた要点のみを、次の通り皆さんにお知らせいたします。あくまでも参考ですので、宜しくお願いいたします。
令和3年12月12日
メントールをアカリンダニ対策のとして使用する場合の
福岡県北部家畜保健衛生所の見解
アカリンダニ対策として虫の忌避するメントールを使用することについて、しっかりとした根拠が知りたくて福岡県中央家畜保健衛生所に確認した所、私が住んでいる地区を担当する福岡県北部家畜保健衛生所から回答が有りましたので、その内容を小生が取り纏めた物です。
ブルービー
見解
メントールは、動物用の医薬品として認可されている物ではなく、どの様な目的であっても動物用の医薬品として使用する事は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の規定に違反することになり、違法であると言わざるを得ない。
しかし、現在、アカリンダニの対策としての薬剤が無い以上、自分で使用するのであればそれを罰するという事は無いと思われます。
更に、この薬剤を使用する事を他人に勧めたり、薬効が有るというようなことを広めるのは、問題があるので慎んで頂きたい。
メントールを入れた巣箱から採れた蜂蜜の販売等については、保健所にご確認ください。
更に、メントールをアカリンダニ感染症の予防薬として使用した巣箱から採れた蜂蜜の販売について食品衛生法に基づく見解を京築保健衛生事務所に確認したところ次の様な回答を得たので、取り纏めた物を記載します。
見解
メントールは、食品衛生法上、香料として使用する食品添加物とされています。拠って、これ以外の使用については、食品衛生法の規定に違反するという事に成ります。
拠って、アカリンダニの予防薬としてメントールを使用した巣箱から採取した蜂蜜を出荷することは出来ません。
しかし、これを自家使用することについて規制するものではありません。
ミツバチの巣箱に動物用医薬品として使用することの可否については、家畜保健衛生所さんにご相談ください。