明日から天候が崩れる予報で、今日は最近採蜜した巣箱の掃除をしました。
これまでは大鍋で煮沸し、巣箱に潜むスムシや細菌の消毒を兼ねて行っていましたが、終了後の片付けが煩わしく、今回は巣脾をヒートガンで溶かし、ウエスで拭き取る方法で行ってみました。
多少手間は掛かりますが、蜜蝋が板に染み込みますし、観察窓の状態もクリアで、思いの外満足な仕上がりになりましたし、煩わしい後片付けも無く、ストレスフリーな感覚でした。
①スノコ 作業前
作業後
② 巣箱(観察窓付き) 作業前
作業後 熱湯で煮沸すると、観察窓が熱で歪んだり、蜜蝋で曇って中が見えなくなってしまいますが、今回はそれが無く、割と綺麗に仕上がりました。
掃除が済んだ巣箱は、太陽光を利用して消毒しましたが、天気が良い日にもう2日程行いたいですね。
巣箱掃除のついでに「金属製の巣落ち防止は、熱伝導率が高く巣落ちの原因になる」と、よく見聞きしますので、試しに巣箱の外側から鉄製の巣落ち防止棒を、ヒートガンで炙ったらどうなるだろう?と思い行ってみました。
料理用の温度計を直接炙って加温すると、30秒過ぎには80℃を上回る速度で温度が上昇しました。
同巣落ち防止棒が巣箱の外に露出する部分を、ヒートガンで同様に炙りましたが、2分以上続けて行っても付着した巣脾が液状化する事は有りませんでした。
指で触ると柔らかくなっていましたので、熱による影響は否定出来ないと感じましたが、実際に飼育する巣箱では、側面にほんの一部分だけ露出する巣落ち防止棒で有り、飼育が可能な環境下で、その温度まで熱せられる事が有るのか不思議に思いました。
金属製の巣落ち防止も巣落ちの原因の一因かとは思いますが、他にもっと大きな要因が有る、又は、複合的に絡み合っている可能性が高い様に感じました。が、これはあくまでも個人的な感想です。